近江神宮でランチにちはやぶるめぐりをしてご利益をもらおう!近場の発掘調査もすすむ坂本城跡や大津城跡も観光

「ちはやぶる」でおなじみになった近江神宮の楼門は、朱色の大きな構えの門と長い階段が目に焼き付いていると思われます。

この大きな楼門をくぐって数々の方たちが、百人一首かるたの聖地で、競技かるた名人位・クイーン位のしのぎを削る場所です。

毎年かるた甲子園として、かるた・百人一首の大会が行われ、小学生の大会もおこなわれていて、平安時代から始まった百人一首の雅な営みが、現在では競技として取り行われています。

その近江神宮にご参拝をし、ありがたいご利益をもらいにお出かけしましょう。

近江神宮の周りにある食べ歩きやランチにいいお店の紹介や、歴史好きの方にはおすすめの城跡の坂本城跡や大津城跡も触れていきます。

ぜひ最後までこのブログにお立ち寄りくださいませ。



近江神宮でランチにちはやぶるめぐりをしてご利益をもらおう!

近江神宮でランチ ZOO

店内が斬新なデザインの内装になっていて、外装からは想像できない和洋折衷というのがあうかもわからない店内です。

場所は下鴨大津線を逸れた住宅街で、公営二本松団地のそばにあるいわば隠れ家的なレストランです。

20席の用意があり、創作料理のような盛り付けで、ランチにミニおばん菜3種がつく心づくしです。

ランチメニューのフワトロ明太子オムレツ山芋1250円)やサクサクチキン新玉ねぎ添えおろしあん(1250円)に新キャベツとポークの重ね巻き揚げ(1300円)などなど食べがいある品が揃っています。

食後はおすすめ自家製アイスのパフェ(350円)とコーヒーセット(500円)で締め。

店内はJazzが流れていて、大人の雰囲気です。

営業時間:11:00~15:00 18:30~21:00(火,水曜定休)

☎0775227718

〒520-0021 滋賀県大津市二本松10−15

近江神宮でランチ hirunobu

近江神宮前駅からも近い近江大津宮錦織遺跡跡に囲まれた場所にお店はあります。

白いのれんが可愛いれすとらんで、おすすめは”選べる週替わりプレートランチ”(1290円)ですね。

お弁当にオードブル盛り合わせなどのテイクアウトもあり、花見や観光途中のベンチで食べるのも乙な感じ。

営業時間:11:00~14:00(日,水曜定休)

☎0775247039

〒520-0027 滋賀県大津市錦織2ー8ー3

近江神宮でランチ 居酒屋もりた

そのhirunobuの隣で営業している居酒屋もりたは、昼間はハンバーグの入った日替わり弁当やランチプレートも行っています。

でもお刺身や冷ややっこに干し焼きほっけなどメニューを見てしまえば、ついつい飲みたくなるのが心情。

あさりのガーリック焼きやお好み焼きもあるので、昼から飲むならほどほどにして、近くに泊りの方は夜の部で立ち寄ればハッピーです。

営業時間:10:30~13:30 17:00~22:00(水曜は午前の部のみ営業)

☎0775247039

〒520-0027 滋賀県大津市錦織2ー8ー3

近江神宮でランチ 中村食堂

女将3代で切り盛りする昭和のアットホームな大衆食堂です。

うどんやそばが主流ですが、日替わり定食にはそのミニうどんかミニそばがついてきて値段も手ごろです。

冬ならここの鍋焼きうどんはたまんないです。

ちょっとお店の場所がわかりにくいけど、皇子が丘保育園のそばです。

営業時間:11:30~15:30(日曜定休)

☎0775231828

〒520-0025 滋賀県大津市皇子が丘1ー12ー9

近江神宮でランチ ラマンテ

本格的なイタリアーノはいかがでしょうか。

JR大津京駅から近い場所にあるラマンテは、ランチにディナーコースもやっているイタリア料理です。

人気のランチメニューは、ソッリーソ~笑顔~(2000円)にはアラカルトメニューのAグループとBグループがあって両方からそれぞれ1品づつ選んでお召し上がりいただけます。

例えば牛肉・豚肉と木の実のテリーヌ・ド・パテと活ハマグリのクリームソース スパゲッティ バター風味 をエントリーして召し上がるなどいくつかの品から1品づつお好みを選んでランチ。

その他に焼きたて自家製のパンとデザートにパンナコッタがつき、満足度100%です。

前日までに予約が必要の名の通り”ちょっと贅沢なランチコース”(4600円)もありますよ。

営業時間:11:30~14:30 17:30~21:30(水曜定休)

☎0775218286

〒520-0026 滋賀県大津市桜野町1ー1ー6

近江神宮でランチ カフェ・ド・シナモニ

金土日祝日には、完全予約のビュッフェ(4500円:ネット受付4300円)のお食事ラインナップも行ってます。

時間は11:00~12:30と13:30~15:00の2部で開催。

でも普通に召し上がるにもガレットなどやパンケーキなども、ランチタイムの腹ごしらえになるメニューももちろんあり。

いちごがったっぷりパンケーキに詰まったその上にバニラアイスがのったスイーツや極上モンブランに洋風タルトなどなどたくさんケーキも揃ってます。

スイーツをいくつ食べても足りない方には、ケーキバイキング(1890円)もありますよ。

1Fでテイクアウトもできるので、お土産に近江神宮を参拝の帰りがけ購入もグーです。

営業時間:11:00~16:00

☎0775251211

〒520-0025 滋賀県大津市皇子が丘3ー3ー23

近江神宮でランチ とんかつ棹

行列がランチ時間は、大津市役所に近いこともありできますが、午後1時も過ぎた頃相はいい感じで入れます。

ここのとんかつは、赤身肉で、柔らくあふれる肉汁と肉質がいいとの評判のとんかつ屋です。

やや高めなランチになりますが、”熟成ロースかつ御膳に熟成ひれかつ御膳(1980円)と熟成特ロースかつ御膳に熟成特ひれかつ御膳(2640円)やロース・ひれ食べ比べ御膳(2370円)のメニューがあります。

がっつり満腹にしておきたい方には、ご飯,みそ汁おかわり無料のお得感です。

ぜひさっくさくのとんかつを召し上がりにランチへGO!

営業時間:11:30~14:00 17:30~19:30(月曜定休)

☎0775240149

〒520-0037 滋賀県大津市御陵町5−8

近江神宮でランチ 開運そば

園城寺(三井寺)の釈迦堂や仁王門に近い場所にお店を構えています。

店内には、にぎやかにたくさんの絵馬のお札が飾られています。

さてメニューはそば定食(880円)や天そば定食(1200円)などある中ですが、ぜひともここでは」”開運”をつけていって下さい。

要はおすすめは、開運そば定食しかありません!

かやくごはんに天ぷらそばがしこしこした麺にあいます。

勢いで話を並べましたが、メニュー豊富なので、お好みのランチを選んでください。

平日でもランチタイムは、多少並ぶ覚悟を持っていくべし。

営業時間:11:00~17:00(火曜定休)

☎0775248262

〒520-0036 滋賀県大津市園城寺町33

近江神宮でランチ キラメキノトリ 滋賀西大津店

全国のラーメン好きのみなさま、お待たせいたしました。

でもまずは、鶏白湯らーめん 台湾まぜそばが主のキラメキノトリでは、お得なクーポンが配信されていますから、来店ポイントもたまるのでアプリのダウンロードを忘れずに!

さあ!玉子、ねぎ、焼き酢豚がのったもちもち麺に、鶏白湯塩スープがコラボされた”塩のキラメキ(普通880円 特大1080円)と醤油のキラメキ(普通860円 特大1060円)味噌のキラメキ(普通900円 特大1100円)の鶏白湯らーめんがおすすめです。

そこに豚チャーシューや煮たまご,ネギなど増し増しでがっつりずるずるといって下さい。

台湾まぜそば直太朗も忘れずに。

営業時間:11:00~23:00

☎0775486662

〒520-0022 滋賀県大津市柳が崎2−8

近江神宮でランチにちはやぶるめぐりをしてご利益をもらおう!近江神社を散策しよう

ちはやぶるでもおなじみの近江神社の御利益もらいに境内を散策しよう

ここ近江神宮の歴史は浅く、昭和にようやく創建された天智天皇を祀る神社です。

その御祭神の天智天皇が祀られておる近江神社は、映画「ちはやぶる」でおなじみになり、多くの参拝客が毎年来られています。

ここ近江神宮ご参拝の御利益は、開運・厄除け・安産・学業・産業に関するご利益が得られるといわれています。

また百人一首かるたの聖地とも呼ばれ、境内には神座殿(かみくらでん)があり、そこで毎年かるた開きの儀が取り行われます。

小倉百人一首巻頭歌ゆかりの地であり、近江勧学館ではかるた大会が行われ、優雅なかるた開きの儀から一遍、白熱した正に競技の全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会が実施されています。

映画ちはやぶるでもこの大会は、クローズアップされていましたが、団体戦や個人戦が繰り広げられています。

さらには、全国競技かるた小・中学生選手権大会も行われ、かるた競技でも集大成となります、「競技かるた名人位・クイーン位決定戦」が行われる会場となっています。

そのゆかりは近江神宮「かるたの殿堂」と称され、いくつもの熱戦が繰り広げられています。

境内を散策にはやはり大きな近江神宮の象徴である鮮やかな朱色の楼門をくぐり、古代中国の日時計が横にある近江神宮外拝殿そして、近江神宮内拝殿は登録有形文化財に指定されている建造物です。

少し先に戻りますが、一の鳥居と二の鳥居の表参道は、木洩れ日の道となっており、心落ち着く通りとなっていて、ぜひ行きか帰りの時にでもどちらかで通ってもらいたい道です。

近江神社の簡単歴史

ここ近江神宮は歴史に浅く、昭和にようやく創建された天智天皇を祀る神社です。

古(いにしえ)の645年に中大兄皇子(なかのおおえのみこ:私は中学生の時なかのおおえのおうじと習いました)や中臣鎌足(なかとみもかまたり:のちの藤原鎌足公)とが起こした蘇我入鹿(そがいるか)氏暗殺事件の、乙巳の変(いっしのへん)から始まります。

蘇我氏の天皇をないがしろにし、縦横無尽に政権をにぎる振る舞いにいわゆるクーデターを起こし、天皇を中心にした政(まつりごと)を取り戻すために行われました。

そして天智天皇に即位し、その後の大化の改新により、新たなる制度が敷かれ、租庸調(そようちょう)などのしくみが整えられて、民からの税の取り立てを円滑にしていきました。

そして飛鳥京からこの大津へ整備させたと伝わります。

しかし天智天皇はその5年後に崩御し、大津京も長くは続かなかったといわれています。

それから途方もない月日を要して、明治20年代に天智天皇がお亡くなりになるまでのここを政の地と定めたことに御祭も取り行われて、天智天皇をお祀りする神社創建の運動が起こっていきます。

そこからも月日が重ねられますが、ようやく昭和13年に延べ13万人にのぼる県民の勤労奉仕を賜り、昭和15年に近江神宮竣工の運びとなりました。

今よりも小さな御社殿が造られましたが、現在では立派な楼門や外拝殿に内拝殿に本殿や神座殿などが造営され、近江神宮宿衛(おうみじんぐうしゅくえいしゃ)は、登録有形文化財に指定されています。

その境内には、天智天皇が日本の礎となる漏刻(水時計)をお造りになられたことより、時報を始められた「時計館宝物館」が設けられていて、和時計や古時計が展示されています。

また天智天皇期の日本書紀に記されている、「燃ゆる水、燃ゆる土」とした原油や天然アスファルト掘削され、豊かな資源を積極的に使用されていた功績も残ります。

そこに古の歴史を今に伝えています。


近江神宮へアクセス

公共交通機関(電車)

・JR名古屋駅~JR京都駅(東海道・山陽新幹線)

・JR京都~JR大津京駅(東海道・山陽本線あるいは湖西線:近江今津行)

・大津京駅より皇子が丘公園側に進み、県道47号線を徒歩15分ほどで近江神宮へ到着 (名古屋駅より約1時間15分)

マイカー

・犬童8号線~太閤通3丁目の交差点を左折~名古屋市道名古屋環状線~烏森料金所(名古屋高速5号)~四日市JCT~新四日市JCT(新名神高速道路)~鈴鹿PA~亀山西JCT~鈴鹿トンネル~土山SA~甲南PA~甲南トンネル~信楽料金所で高速下車~国道307号線~隼人川信号左折~黄瀬交差点信号右折~県道53号線(牧甲西線)~アセボ峠~県道三雲交差点信号左折~県道4号線(草津伊賀線)~三雲西T字路信号左折~国道1号線と交差する所で左折~栗東水口道路~栗東湖南料金所~名神高速道路~草津JCT~草津PA~瀬田東JCT~大津SA~蝉丸トンネル~京都東料金所で名神高速道路を出る

・国道1号線~国道8号線(五条バイパス)~横木二丁目の信号過ぎ、次の交差点の信号を左折~国道161号線(琵琶湖方向へ進む)~皇子山ランプ(大津市街方面へぐるりまわるように左折)~皇子が丘一丁目で斜め左側に~皇子が丘二丁目信号左折~県道47号線~そのまま進めば約1kmほどで近江神宮へ到着(名古屋駅より約125km)

*お出かけの際、ETCカードの差し忘れがないことをご確認ください

名古屋駅 to 篠山城跡

近江神宮周辺の駐車場

近江神宮駐車場(大晦日、正月時期を除いて無料)

〒520-0015 滋賀県大津市神宮町1−1−1

近江神宮参拝者駐車場(大晦日、正月時期を除いて無料)

営業時間:6:00~18:00

収容台数:普段は両方で200台(大晦日、正月時期は臨時駐車場も完備あり)

☎0775223725

〒520-0015 滋賀県大津市神宮町1

近江神社でご利益をもらったらその近場の坂本城址公園や大津城跡に紫式部ゆかりの石山寺も観光におすすめ!

坂本城の石垣が見たい!近江神社付近の観光しよう

近江神社から車での移動なら、約10分ほどで行ける位置にある坂本城址公園です。

現在は坂本城址公園として、市民の憩いの場になっています。

しかし築城された縄張りは絵図や資料がほとんど残ってないですが、往事は壮大な敷地の城郭だったといい伝わり、宣教師ルイスフロイスも安土城に続く名城だったと記しているほどです。

その坂本城は、かの明智光秀(あけみつひで)氏が、本能寺の変で自分が仕えた上司の織田信長(おだのぶなが)公を自らの手で、討ち取った伝説の歴史人の城跡です。

クリスペプラーの母型が明智家の血筋で、明智光秀氏の末裔(まつえい)といわれています。

さて、織田信長公の命により比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)の焼き討ちに功を奏した、明智光秀氏が初めて織田軍の筆頭として城持ち大名に認められたお城です。

羽柴秀吉(はしばひでよし)氏の破竹の「中国大返し」にて、織田信長公の敵討ちの戦に敗退し、その後明智光秀氏も武者狩りにあい世を去り、坂本城は廃城になりました。

廃城後に坂本城の木材や石垣の一部は後でまたふれますが、京極高次(きょうごくたかつぐ)氏の城となる大津城築城時に使われたといわれています。

また信長公に習って琵琶湖のほとりに石垣を組んで、琵琶湖のほとりに本丸が設けられ、陸側へ本丸を取り囲むように二ノ丸,三ノ丸と城郭が整備されていたことが、ここ最近の発掘調査で知られてきました。

今までは、琵琶湖が雨不足などで水位が低下した時にしか見ることができない、本丸の石垣のわずかな城の痕跡が水面から出現するという、神秘的な現象に「幻の水城」とNEWSなどでも報道されてきました。

最近では2024年2月に説明会も行われるなどして、三ノ丸があったとされる坂本城址公園を直線上にJR湖西線に向かう住宅地の道路のある地点で、大津市市民部文化財保護課にて発掘調査が行われていました。

見学者とのなかなかの質疑応答が行われるユニークな答弁もあり、良い見学会がされていました。

そこには花崗岩の石垣跡や井戸跡などの他、化粧瓦や陶器,漆器などや茶わんなどが出土しています。

貴重な発掘成果がでていて、かつて城下町も繁栄されていたことが解かってきています。

「幻の城」と呼ばれていましたが、徐々に幻の城ではなくなってきており、この発掘された場所も住宅地にならずに、このまま発掘地が残され、いつか復元もされるのでは!

そんな期待感のある動きがでてきています。

企業(キーエンス)の敷地になっていることや、住宅地にもなってしまっていることも含め、今後協議がされ、発掘調査が続けて行われていってほしいものです。

坂本城址公園:(無料駐車場で16台ほど停められるスペースあり)

〒520-0105 滋賀県大津市下阪本3ー1

良かったらあとで安土城に関するブログも投稿していますので、ご興味ある方は読んで下さい。

https://osirogadaisuki.com/1adutijyouhanazenakunattanoka-6146


大津城の戦いがあった城の石垣は?近江神社付近の観光しよう

豊臣秀吉(とよとみひでよし)公の命で6万石で京極高次氏が、1595年に大津城に入城することとなり、その際に城の増築や強化に廃城となっていた坂本城の櫓や門,石垣の一部の資材を利用したいわれています。

その後太閤秀吉公が亡くなり、天下が乱れることになります。

そうして天下分け目の関ヶ原合戦が行われていく最中、徳川家康(とくがわいえやす)側についた京極高次氏は、石田三成軍の約1万5000の兵にこの大津城は取り囲まれ、3000の兵と女、子供含め籠城戦にもちこみました。

会津へ上杉征伐に向かった徳川家康軍は、石田三成軍(西軍)の動きをいち早くつかんで、小山評定を行います。

そこから東軍の大名をまとめ、すぐさま西へと方向展開をし、関ヶ原で石田三成軍と対峙しました。

その時大津城は激戦にみまわれ、いよいよ降伏に追い込まれつつありました。

多勢に無勢にて、籠城する京極氏の兵は疲弊し、石田軍の立花宗茂(たちばなむねしげ)氏や小早川秀秋(こばやかわひであき)氏らの必要以上な火縄銃の嵐に、大砲も送り込まれたという。

その大筒からの砲弾は天守にも命中するほど押し出され、ここまでか。

籠城から8日目に使者が送られても京極高次氏は、城を枕に討ち死に覚悟で和議に同意しなかったといわれてます。

しかし戦場の敵ではありましたが、竹馬の友だった立花宗茂氏から城へ放たれた矢文を読んだ高次氏は、宗茂氏の認(したた)められた文の内容に感じ入り、北政所の使者の説得もあり、とうとう籠城9日目にして開城をしました。

しかしその頃、本戦場の関ヶ原では大戦が行われており、その戦はまさかの1日足らずで、小早川秀秋(こばやかわひであき)氏の東軍への寝返りにより、大きく徳川軍優勢となり、未の刻(ひつじのこく:午後2時頃)には決着がついたとされます。

被害は西軍の石田側の方が多かったといわれますが、約両軍合わせて約30000人の戦死者が出たという、これぞまさに松尾芭蕉(まつおばしょう)の俳句、「夏草や兵どもが夢の跡」だったと。

その後敗軍の将となった大津城城主の京極高次氏は、高野山に蟄居(ちっきょ)していましたが、徳川家康氏より大名復帰を許されます。

なおかつ約1万5000の敵兵を大津城にて足止めをさせたことは、おおいに家康氏から取り立てられ、9万2000石となって若狭国(わかさのくに)を与えられました。

そして、翌年には大津城は廃城とされて、徳川家康公の時代が始まり、天下普請(てんかぶしん)の城を着手させた膳所城(ぜぜじょう)や彦根城の資材として、建造物の一部は再利用されました。

現在大津城の遺構は近代化が進行し、商業施設や新興住宅化されていて、本丸のあった琵琶湖側には大津港も開港しておりほとんどが消滅し残っておりません。

よく大津城跡で紹介される大津港に近いびわ湖浜大津駅の北側にある”大津城石碑”がでてますよね。

城好きにしかわからない部分ではありますが、遺構散策していただければ、大津祭曳山展示館(おおつまつりひきやまてんじかい)横の駐車場にささやかに外堀石垣が残ります。

大津港より山側に目を向けると、園城寺(おんじょうじ:三井寺)があります。

国の重要文化財の大門の仁王門や釈迦堂に梵鐘があり、さらに金堂と光浄院客殿は国宝に指定されている建造が残されている、7世紀に創建された由緒ある寺院になります。

大津城の戦いではここに陣をおいた三成軍は、大筒をこの園城寺の大津城を見下ろせる位置から砲弾を撃ち落としたという歴史が残ります。

その隣には大津市歴史博物館があり、2024年度においてはNHK大河ドラマの紫式部(むらさきしきぶ)ゆかりの地としてそちらの展示が多くなっています。

大津城や京極高次氏に関する資料も掲示されています。

ご興味ある方は立ち寄ってみる価値ありです。

大津市歴史博物館 営業時間:9:00~17:00(月曜定休)

常設展示観覧料:一般:330円 高校・大学生240円 小・中学生160円

☎0775212100

〒520-0037 滋賀県大津市御陵町2−2

大津市の石山寺は紫式部ゆかりの寺 ~光る君へびわ湖大津 大河ドラマ館

「石山の 石にたばしる あられかな まだむらさきに ほととぎす」と詠った松尾芭蕉(まつおばしょう)の句が残る石山寺ですが、与謝野晶子(よさのあきこ)や島崎藤村(しまざきとうそん),谷崎潤一郎(たになきじゅんいちろう),三島由紀夫(みしまゆきお)らが訪れています。

入り口になる東大門は、国の重要文化財に指定されている門から始まります。

門の左右には仁王像がにらみを利かせています。

鎌倉期後半から続く大門は、豊臣秀吉(とよとみひでよし)公の側室淀の方によって、大修繕されたと伝わります。

その門をくぐり境内をすすみますと国宝多宝堂や蓮如堂,心経堂などあります。

その中心に懸造(かけづくり)の国宝石山寺本殿が建っており、ここに紫式部の源氏物語の大作のはじまりとなった由来の”紫式部の間”が見れます。

奥に行くと金堂に筆をとる紫式部像があり、「今宵は十五夜なりけり」と石山寺から見えた月とこの百花繚乱の場所が、源氏物語の礎となったと伝わります。

その紫式部の源氏物語にちなみ、境内内に2024年度NHK大河ドラマの「光る君へびわ湖大津 大河ドラマ館」がオープンしています。

4Kシアターのここでしか見れないドラマの裏映像や大河ドラマで使用された小道具の展示に着物衣裳が展示されています。

入館は9時から17時までとなっています。

当日券:大人(中学生以上)600円 小人(小学生)300円

開催期間は令和7年1月31日までとなっていますので、石山寺へお立ち寄りの際には、こちらの大河ドラマ館も寄ってみて下さい。

営業時間:8:00~16:00(石山寺)

☎0775370013

〒520-0861 滋賀県大津市石山寺1ー1ー1

また興味ありましたら後で、越前武生の紫式部ゆかりのブログも投稿していますので、良かったら読んで下さい。

紫式部日記ゆかりの地の福井県へ行く!大河ドラマ「光る君へ」千年物語の紫式部公園など福井県武生をめぐる
千年ものずっと昔、まだ私たちが生まれもしていない古(いにしえ)の時代から、ずっと読まれ続ける「源氏物語」という誰もが知っている書物が書かれていました。 その作者はみなさんご存じ”紫式部(むらさきしきぶ)”です。 NHK大河ドラマ「光る君へ」...

近江神宮でランチにちはやぶるめぐりをしてご利益をもらおう!あとがき

劇場には足を運んでいませんが、TUTAYAを利用してDVDレンタルにて、映画「ちはやぶる」を鑑賞し、近江神宮の楼門に魅せられて参拝をした、にわか近江神宮ファンとなった自分でした。

近江神社の朱色の楼門の見事さには、圧巻という感覚でした。

ちはやぶるで見たシーンを思い出しながら、境内を歩きながらあの「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川、唐紅に水くくるとは」の俳句を、何度か頭の中で時より繰り返しながら巡った思い出があります。

その時やはり境内を拝観しながらまわると、パワーを自然といただいているのか、1時間位滞在しているうちに気付くとすっきりした気持ちになっているんですね。

知らない間に御利益とパワーをもらえる、近江神宮へぜひみなさんも足を運んでみて下さい。

今回も最後まで私のブログにお立会いして頂き、ありがとうございました。

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