「どうする家康」の2023年NHK大河ドラマの舞台になってきます、駿府城は今も昔も城下町として賑わっています。
駿府の云われは古く、飛鳥時代に駿河国府中(するがのくにふちゅう)が置かれていたことが始まりだと伝わります。
その後駿河は、明治時代の廃藩置県(はいはんちけん)にて、今の「静岡県」と名が変えられて今に至ることになります。
その徳川家康(とくがわいえやす)公のご隠居後の、駿府城周辺を練り歩きにおすすめなお店をご紹介していきます。
また駿府城の遺構や歴史を視ていきたいと思います。
ぜひ最後までお立ち寄りくださり駿府城の観光にも参考にして頂けたらと思います。
駿府城周辺の城下町にくりだし食べ歩き(駿府城下町編)
先ずは城下町へでて食べ歩きを楽しみましょう。
駿府には鷹匠(たかしょう)という地名があって、そこで大御所はボケ防止も兼ねて鷹狩りに勤しんだと聞き及びます。
まずはその鷹匠公園の方から食べ歩きのお店を紹介していきますか。
駿府城を食べ歩き 駿府城下町 たい焼き茶屋 葵堂
あんこがたっぷり入ったたい焼きは、外はパリッと、中はやわらかくてほくほくの歯ごたえが良いとの評判です。
「たい焼き茶屋 葵堂」は「カレー屋 あまりろ」でもありテイクアウトにたい焼きを買って、程よく食べたい方には店内で”ごろごろ野菜と豚肉の自家製カレー”を召し上がれ。
冷たいあまざけや冷たいおしるこもあって夏にはうれしいメニューです。
営業時間:11:30~18:00(日曜日は17:30まで:月曜定休)
☎0542477005
静岡県静岡市葵区鷹匠3ー14−1 ZENITH 1階
駿府城を食べ歩き 駿府城下町 レストラン青と土
入口が木目の引き戸のドアで、中に入ると一見スタジオのようなつくりでまたスタイリッシュな内装のお店。
ベジタブルにこだわっていて、金曜日と土曜日が営業というお店で確実に予約取っていくようになります。
ごはんメニューのあおわらうプレートは、葵区で採れる野菜と地下から汲みあげる安倍川伏流水を使った、麦芽を発酵させ寝かせた玄米を使用しています。
ごはんもののプレートを召しあがったらデザートに季節のパフェか、いちじくトーストミニを選んで、お好きなお飲み物でくつろいでください。
営業:金、土11:00~19:00(日曜日は16時まで営業)
☎0543309487
静岡県静岡市葵区東草深町10−1
駿府城を食べ歩き 駿府城下町 ごはん処 一膳屋
「ごはん処 一膳屋」はカウンター式の店内で、がっつり食べたい方向けのメニューです。
カツ丼や生姜焼き定食、日替わりランチなどまだたくさんの昼時メニューがあります。
夜は11:30ごろが閉店時間なので、夜は気の合う同僚とお酒を飲みながら一品料理でおなかを満たして、また明日、という感じかな。
お肉料理ばかりではなくカレイの煮物やあじフライなど肉も魚もある感じのいい店です。
営業時間:11:30~14:30 17:00~21:30(月曜定休)
☎0542521617
静岡県静岡市葵区鷹匠2ー3−5
駿府城を食べ歩き 駿府城下町 茶町KINZABURO
静岡茶のみを販売、産地によって味の違う「茶っふる」は絶品、と豪語するこの店では、お茶、お茶のこれでもかお茶というお茶の販売から、イートインで、夏は抹茶のかき氷はすっきりした美味しさです。
その他スイーツで濃い抹茶のティラミスやなめらかビターにおみあげには、「茶っふる静岡抹茶味比べセット」は人気の品で、とにかくお茶にこだわったお店です。
営業時間:9:30~18:00(日曜日は10時から17時まで:水曜定休)
☎0542522098
静岡県静岡市葵区土太夫町27
駿府城を食べ歩き 駿府城下町 雅楽亭
ここを通ると、ちょっと癖のある看板に怖いもの見たさで、おなかも空いているし取り合えずはいってみよか。
そんなおもろ看板のラーメン店「雅楽亭(がらくてい)」です。
看板にもあるタイ辛麺トムヤンクンラーメンや坦々麵は人気のラーメンで、口コミ評判は上々。
ビビンバチャーハンは石鍋で食べるようで、いただいてみたいですが、ジャンルはラーメンとアジア料理とエスニックなんだそうです。
営業時間:11:30~14:00 17:00~20:30(火、水曜定休)
☎0542461500
静岡県静岡市葵区東草深町11−1 雅楽亭
駿府城を食べ歩き 駿府城下町 カフェテリア パリカ
有機栽培の野菜や果物やハーブなど、体に優しい材料をふんだんに使用した手作り料理を提供。
ランチタイムは「季節の野菜たっぷり日替わりプレート」と「温野菜たっぷり焼きカレー」には季節のミニデザート付き。
他にも季節のケーキ&フルーツやシフォンケーキ&フルーツなどもあり寛ぐ時間にいいお店です。
営業時間:9:00~17:00(月曜定休)
☎0542732664
静岡県静岡市葵区安西5-85PARICA
駿府城を食べ歩き 駿府城下町 キルフェボン 静岡
あおば通りの雑居ビル街にあるのが「キルフェボン 静岡」です。
基本的にテイクアウト専門の高級ケーキ販売店です。
季節でショーケースに並ぶケーキも変わるようで、お祝いやクリスマスのデコレーションケーキの予約もあり、店頭に並ぶケーキを見ると色とりどりで、あれもこれも買いたくなりそうな可愛らしさ。
自分的には、”特選白いちご~初恋の香り~のタルト”がおみあげにいいですね。
高級生菓子やフルーツたっぷりのタルトや焼き菓子もいいです。
チーズケーキもふわふわの生地でチーズクリームをサンドした絵がおいしそうです。
甘いもの好きな方にはたまらないお店が、あおば通りにあるんですね。
営業時間11:00~19:00
☎0542055678
静岡県静岡市葵区両替町2ー4−15
駿府城を食べ歩き 駿府城下町 和菓子 末広
和菓子のテイクアウト店で、こじんまりとまとまったお店です。
「和菓子 末広」のお菓子は、子供の頃おばあちゃんの家に遊びに行くと、お茶と一緒に出てきたようかんの甘さが思い出される、黒くつやのある練り羊羹(ようかん)やマドレーヌに栗饅頭(くりまんじゅう)、カステラ饅頭、蒸しパンなどあげたらきりがないです。
駿河國惣社(するがのくにそうしゃ)静岡浅間神社の前にあるお店なので、通りかかったら寄っていきたいお店です。
営業時間:7:30~16:00
☎0542454296
静岡県静岡市葵区浅間町1ー41−2
駿府城下町を練り歩き食べ歩きを楽しもう!徳川家康の駿府城にてご隠居の地
大御所徳川家康公の御隠居の地は、今や静岡市都市公園となり市民の憩いの場に生まれ変わっています。
当時の藩主は浅野氏より献上された鉢植えのみかんを、駿府城の天守台辺りに自ら大御所(おおごしょ)が植えた天然記念物「家康公お手植え蜜柑」が今も実り収穫もされています。
その恐れ多きこの駿府城内で経営するお店がありますのでご紹介します。
駿府城を食べ歩き 城内編 紅葉山庭園茶室 立礼席 もみじ亭
「紅葉山庭園茶室 立礼席(りゅうれいせき) もみじ亭」は和菓子と日本茶で一服するお休み処です。
立席でいただく形式で、堅ばったかたちのお店ではなく気さくな雰囲気で、お子さんと一緒に何げなくは入れるお店です。
駿府城 紅葉山庭園内にお店があるので、和菓子をいただきながら窓から見える一部庭園を眺めながら一服できます。
営業時間:9:00~16:30(月曜定休)
☎0542510016
静岡県静岡市葵区駿府城公園1−1
駿府城を食べ歩き おでんや おばちゃん 駿府城公園店
昼間でも”静岡おでん”ののれんを見ると、ついおでんを食べながら一杯やりたくなってしまうのが、「おでんや おばちゃん 駿府城公園店」でやっぱり牛すじがいいです。
串にささったおでんの中には、江戸時代に存在した河村はんべいが作った黒いはんぺんがここでは出されます。
隣には駄菓子屋さんも2021年からオープンされて駄菓子以外にもなつかしいおもちゃも店頭に並んでいます。
ふと孫におもちゃを買ってあげようかと一緒にお店に入れば、おじいちゃんの方が熱くなってしまうのでは。
営業時間:10:00~17:00
☎08058247400
静岡県静岡市葵区駿府城公園1−1
駿府城を食べ歩き 青空カフェat駿府城公園
天気のいい休日には、キッチンカーがやって来る「青空カフェat駿府城公園」の出店もありますよ。
たくさんのキッチンカーがカフェやカレー、お茶、スムージ、クラフトビール店などなどを出店します。
休日の散策なら少しホロ酔いで、駿府城散策も乙なものということで、出店めぐりも出来ます。
営業:土曜日のみ10:00~16:00
☎09088620386
静岡県静岡市葵区駿府城公園1−1
徳川家康の駿府城のかんたん歴史
室町時代に駿河守護代を司る今川氏がここに居城を構えてた「駿府今川館」の御殿屋敷がありました。
1536年に栴岳承芳(ぜんがくしょうほう)と、玄広恵探(げんこうえたん)との家督争いになった「花倉の乱(はなぐらのらん)」で、今川氏親(いまがわうじちか)氏の正室寿桂尼(じゅけいに)や、太原雪斎(たいげんせっさい)氏がついた栴岳承芳が戦を制し家督を継いだのでした。
この人こそ「今川義元(いまがわよしもと)」でした。
徳川家の前進の松平家にゆかりが深く、竹千代(たけちよ:のちの徳川家康)もこの今川館に人質として滞在していました。
その後歴史し名高い「桶狭間の戦い(おけはざまのたたかい)」で、今川義元氏の上洛(じょうらく)を阻止した織田信長(おだのぶなが)氏が、戦国の乱世に待ったをかけていくことになりました。
ここはおなじみNHK大河ドラマの「武田信玄(たけだしんげん)」や「信長 KING OF ZIPANGU」、「風林火山」でもさまざまな思考で映像化されました。
「どうする家康」も”どうする桶狭間”の時に映像されましたが。
少し脱線していきましたので話を戻しますと、今川義元氏が討取られた後、嫡男の今川氏真(いまがわうじざね)氏が継ぎましたが、甲斐武田氏と武蔵北条氏に挟まれ、勢力を失い徳川家康氏の配下になり、駿府は崩落しました。
時代は進み、関ヶ原の戦いで勝利した徳川家康氏が征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)に任ぜられ、江戸に徳川幕府を開き、その後2代目徳川秀忠(とくがわひでただ)公へと将軍職を譲ると、1585年には築城されていた、幼少を過ごした駿府に隠居しました。
現在残念なことに、江戸城も駿府城も大火により天守台は残っていません。
実際に原型は残ってませんが、江戸城よりも広大な、前征夷大将軍大御所にふさわしい大天守だったと伝わる絵図が記されています。
2023年現在においても発掘調査が進められていて、発掘調査現場見学ゾーン・発掘情報館 きゃっするとして駿府城公園に行かれた折には、発掘された天守の石垣や内堀が見れます。
今後この発掘調査や活動が進んで、いつか未来に駿府城天守の復元がなされるかもしれませんね。
鉄筋コンクリー造で復元すると約100億くらいかかるようで、さらに木造復元すれば、約250億円に上るという大プロジェクトになります。
大変な資金がかかってきますが、言葉では簡単に聞こえてしまいますが、ぜひ静岡のシンボルとして木造復元に向かって突き進んで頂けたら嬉しいと思う次第です。
これは私ならずとも、お城ファンの願いですからぜひ大変ですが、今後も地道な活動に期待し、城郭考古学者 千田嘉博さんにも力添えが賜ればという思いです。
駿府城公園 「どうする家康 静岡大河ドラマ館」(終了しました)
駿府城公園から少し歩いたところに駿河國惣社 静岡浅間神社があります。
たくさんの神様が祀られるその境内に2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送に向けて会場が設立されています。
キャストの松本潤さんや有村架純さんたちが着られた衣装や、小道具などどらまの紹介がされており、静岡ならではの今川氏に関する資料があります。
4Kシアターはドラマでは見られない、未公開映像が盛り込まれた内容になっています。
駿府城公園に観光の際は、静岡浅間神社内も拝観して頂きながら、大河ドラマ館も期間限定で令和6年1月28日までですから入場しておきたい場所です。
入場料大人400円 小人(小中学生)200円
駿府城にアクセス
●交通機関(電車)
JR東海道本線と東海道新幹線のJR静岡駅を北口改札側へ出ますと、徳川家康公之像が国道1号線を背に迎えてくれます。
そこを起点にすると国道1号線を渡り、27号線を真っすぐ進み、江川町通りに向かうと静岡市 静岡庁舎があり、大手門にぶつかり目の前が現地です。
東京駅から新幹線こだまでも約80分で静岡駅に着ける現代です。
静岡清水線なら終点駅の新静岡駅よりショッピングモールをでて、67号線をこえればそこが駿府城公園です。
●マイカー
東海道1号線のJR静岡駅から27号線にはいって、そのまま直進すれば大手門です。
東名高速道路からですと、日本平久能山インターか静岡インターから降りて、国道1号線に向かわれると直ぐです。
*お出かけの際、ETCカードの差し忘れがないことをご確認ください
駿府城公園 駐車場
駿府城公園の専用無料駐車場はございません。
コインパーキングがタイムズ市民文化会館前駐車場(30分/100円)で246台収容規模がございます。
その他も相場30分100円のコインパーキングが駅周辺に公園まで10分ほど歩くようになりますが各々あります。
観光で来られる方にはなるべく渋滞も考慮して、電車やバスのご利用をお勧めします。
駿府城に観光に来たら、そんなに遠くない場所に徳川家康公の埋葬された場所で、国宝にも認定されている久能山も行かれてみて下さい。
こちらのブログもぜひお立ち寄りください。
駿府城下町を練り歩き食べ歩き! あとがき
今川義元氏が栄華をなして栄えた駿府は、徳川家康公によってがらりと変えられ、さらに現在の近代化の静岡になったと今回私も知る事が出来ました。
まだ駿府城公園のことを深堀出来ていませんが、今回はここまでで締めさせていただきます。
ぜひ、このブログが皆さんの役に立っていただけたら何よりと思います。
今後もぜひお立ち寄りしていって下さい。
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