とある日に、双子の弟とその息子三人で”徳川家康(とくがわいえやす)公ゆかりをめぐる”みたいなドライブに静岡へ行ったことがあります。
静岡市久能山は国の重要文化財の神社で、国宝に御社殿が指定された、由緒ある徳川家康公の日光東照宮が3代目徳川家光(とくがわいえみつ)公に建立される前の最初の家康公の墓所です。
今回はそんな「徳川家康公ゆかりの地を巡る」と題して、静岡久能山東照宮(しずおかくのうざん)の周辺の見どころや楽しみ方をシェアしていきます。。
清水の次郎長もこの地を好んだ静岡日帰りドライブを、デコボコ三人組(弟、その息子、私)で巡った想い出を語っていきたいと思います。
久能山東照宮の観光コースの参考にもしていただけたら嬉しいです。
ぜひ最後までこのブログにお立ち寄りくださいませ。
静岡久能山東照宮の周辺の見どころや楽しみ方は?パワースポットで徳川家康公を最初に祀った神社にドライブでアクセス
静岡久能山東照宮の周辺の見どころや楽しみ方は?パワースポットの徳川家康公ゆかりの地へ!日帰りドライブでまずは三保の松原を見に行く
私事ですが、川崎市某区に実家があり、弟親子もその近くに住んでいて、会社を大人の事情で転職した際この弟が逆に兄貴のように気を利かせてくれ、このころは時々ドライブやサイクリングに同行してくれて、歴史あるところへ案内してくれていました。
2010年くらいだったと思いますが、天気の良い日和に駿府城には江戸城と違い天守や二の丸が残っているとろくに調べもせずに、期待だけを膨らませて向かったのを覚えています。
弟の息子は今は大学を卒業して、IT企業に就職して社会人になってますが、その頃は小学校高学年だったかな、小学生なのに城好きなんてお父さんにかなり感化されたなと思っていました。
でも実は私も歴史のことは、小学生の頃から興味があり、昭和の”草燃ゆる”というNHK大河ドラマで石坂浩二さんと岩下志麻さん共演の鎌倉幕府ドラマを見てました。
いわば昭和の”鎌倉殿の13人”みたいなドラマでしたね。
それから毎週日曜日のリアルタイムで大河ドラマを見るようになり、先の”黄金の日々”やその後続く”獅子の時代”に”おんな太閤記”と続けて見ていき、小学生ながら日本の歴史を好きになっていました。
さて、話を久能山東照宮の観光コースに戻して、まずは東名川崎インターより東名高速道に乗り、途中足柄サービスエリアのオランダの風車が見える、スターバックコーヒー店で一旦休憩をとりました。
まず静岡と言えば観光地の「三保の松原(みほのまつばら)」ということで見学に向かいました。
こんなところに”羽衣伝説の地”があったなんて、40歳過ぎて初めて知りまして世間知らずだったんだと実感した次第です。
海も近い砂浜で、バーべキューをする家族づれがたくさんいて、楽しそうだなあという印象が残っています。
あの日本の童話の天女様が、この松に羽衣をかけた伝説の地が語られているなんて、”むか~し昔あるところに、おじいさんとおばあさんがおったそうじゃ、” の「日本まんがむかし話」みたいな世界観でした。
たくさん松が植えられていて、実に3万本という松林になっていて、駿河湾に面した海岸線から見る富士山も見ごたえ充分でした。
人気の御穂神社や常世神の通り道である「神の道」もあり神秘的な参道もありますで、観光にいってみてください。
また三保の松原の近くにある東海大学海洋学部博物館は、現在恐竜博物館は閉館して教育を目的にした施設に移り変わりました。
☎0543402100
静岡県静岡市清水区三保1338−45
三保の松原周辺の駐車場(無料駐車場)
〇清水羽衣公園駐車場
24時間営業無料開放(173台収容スペース)
静岡県静岡市清水区三保1336
〇清水三保海浜公園駐車場
24時間営業無料開放(約10台収容スペースあり)
静岡県静岡市清水区三保2201
〇静岡県清水市三保真崎海岸駐車場
24時間営業無料開放(約200台収容スペースあり)
*釣り人も多い無料駐車場で、夏の海水浴の人でいっぱいになる駐車場でもあります。
静岡県静岡市清水区三保2375
静岡久能山東照宮の周辺の見どころや楽しみ方は?久能山パワースポットに武田信玄ゆかりの城跡があり
そして次に久能山東照宮の観光コースの久能山へ来ました。
そもそもこの駿府国の久能山東照宮は、日光東照宮が徳川家光公により、豪華絢爛に再建される前の徳川家康公の墓所でした。
鳥居のある境内の麓(ふもと)というのでしょうか、そこから見る家康公廟のある山頂のを見上げると不思議なパワーを感じました。
駐車場の付近や海沿いにはいちご農園がたくさんあり、石垣いちごの発祥地でもある土地で、帰りにおみあげとして苺をたくさん買っていったことを覚えています。
さていよいよ久能山神社へ向かい、石畳みの階段を登っていきます。
この石段はいくつあるのでしょうか。
200いくつまで数えましたが、景色の景観などや人混みと義理の弟息子に話しかけられて、途中で石段の数を数えるのは断念して、後付けで調べると1159段だそうです。
まるで安土城や姫路城の大手門の石段のような景観に、石垣萌子は心躍りながら途中までは登っていました。(その先は疲労で足が躍ってました)
その日は日曜日ということもあり、観光客もたくさんいて、階段を周りの人たちにペースを合わせたり、狂わせられながら登っていきます。
観光で日本に来ている様子の外人さんの”オーマイガー!”の声が何度も聞こえてきます。
中継途中に「勘介井戸」という名前ががひょっこりでてきて、その下場に広場があり、そこが「久能山城」の本丸跡があったのに人の波に流されてしまい、城好きの人間としては愚かにも見過ごしてしまいました。
NHK大河ドラマ「風林火山」で見た山本勘助(やまもとかんすけ)の勘助と漢字が違うなとあまりゆっくり考えずに、そこを通り過ぎてしまい今や後悔先に立たず、といったところです。
勘介井戸=勘助井戸だったのです。
明らかにそこは要害の地の城跡であることを後から知りました。
戦国に武田信玄(たけだしんげん)氏が、山本勘助氏に駿府国の久能山寺があったこの要害堅固(ようがいけんこ)な場所に築城を命じた久能山城跡の場所だったのです。
次にサイクリングに行くときは、必ず久能山城跡もじっくり見ておこうと思っています。
話を戻して、名門武田氏が滅亡した後、この地は徳川の所領となりました。
さらに石畳みの石段を登っていくと、たくさんの杉の大木が残される場所に入ってきました。
徳川家康公が崩御(ほうぎょ)した後、ここが最初の家康公を祀った東照宮でした。
国宝久能山東照宮の見どころと楽しみ方は?徳川家康公が最初に埋葬された地
久能山東照宮のパワースポットは由緒ある歴史のある神社
この後家康公の御遺骸は、日光東照宮が豪華絢爛に建造され、「大権現様」を盛大に祀る場所となり、久能山東照宮は据え置かれた形ですが、歴史ある久能山の方が私的には、日光東照宮は豪華絢爛の装飾の建造物や彫刻で目を見張るものが多々あるところではありました。
石畳でこつこつ階段を登ってようやく大権現様の神廟たどり着く久能山の方が魅力を観じます。
目に見えない歴史に残る駿河湾の風景や石垣や、石畳があつらえた石段が何とも言えない魅力を感じていました。
太古久能山は日本平のように平地でつながっていたところが、長い年月の浸食によってかたい部分だけが残り、現在のような孤立した山となったようです。
そこに古(いにしえ)の7世紀ごろ推古天皇期に久能忠仁(くのうただひと)氏が山を開き、寺を建て、観音菩薩の像を安置し補陀落山(ふだらくさん)久能山寺と呼んだことが始まりと伝わります。
平安末期から鎌倉初期には、360坊、1500人の衆徒を持つ大寺院となっていったようです。
源頼朝(みなもとのよりとも)氏が伊豆国(いずのくに)から所領を寄進し、源義経(みなもとのよしつね)氏も薄墨と呼ばれる笛を奉納したと伝わります。
しかし鎌倉時代中期に山麓の失火によって類焼してしまい、古の面影は消滅してしまったという。
その後武田信玄氏が久能山が要害であることを聞き、久能寺を近くの北矢部に移し山上に城砦の久能山城を設けたといわれます。
武田家滅亡後は、徳川家の所領となったこの地に泰平の世を創り上げた、徳川家康公東照大権現として奉り、2代目徳川将軍秀忠公の命によりこの久能山に東照宮を建立され、徳川家康公が最初に祀られた地となりました。
久能山東照宮には権現造、総漆塗、極彩色の御社殿が築かれており、安土桃山時代の技法も取り入られた国宝になっています。
その久能山東照宮には、徳川家康公の説いた数々の名残の蟇股(かえるまた)の中に彫刻となって残っています。
・中国の説話の司馬温公(しばおんこう)の甕(かめ)割り【命より大切なものはない】
・三賢人【学問を大事にしなさい】
・瓢箪(ひょうたん)から駒【世の中何が起こるか分からないから覚悟を持っておきなさい】
という教訓が形になって表れている権現造りになっています。
久能山東照宮博物館も寄っていこう!
久能山東照宮の楼門の前には博物館があり、家康公が愛用した品々や書状などが展示されていて、その中には家康公が着用した甲冑や刀、剣、眼鏡、そしてスペイン国から送られてきたという、日本最古の洋時計が見れます。
そんな貴重品の数々にはガラス越しですが、家康公の息吹きを感じられます。
2023年大河ドラマ放送の「どうする家康」で取り上げられて、話題となった若き家康氏が戦の時に愛用した金陀見具足(きんだみぐそく)の鎧が、修復はされていますが現存で飾られています。
その他歴代の徳川将軍の遺作が展示されています。
その中、幕末の大きな荷を背負って大政奉還を果たした徳川慶喜(とくがわよしのぶ)公が、愛用したカメラや釣具も展示されていて、お金を払って見る価値はあり、なかなかの見応えある博物館です。
営業時間:9:00~17:00(久能山東照宮博物館)
入館料:大人400円 子供150円
☎0542372437
静岡県静岡市駿河区根古屋392
久能山東照宮の観光コースへアクセス
〇公共交通機関(電車、バス)
・JR新横浜駅~JR静岡駅(東海道・山陽新幹線):約40分
・JR静岡駅南口より東大谷行きバスへ
静岡駅南口~東大谷~久能局前下車~徒歩約5分で到着
〇マイカー
・国道246号線より三軒茶屋の高速道路の東名高速に乗ります。
・三軒茶屋料金所(首都高速3号線渋谷線)~東名川崎IC~港北PA~海老名SA~伊勢原JCT~中井PA~鮎川PA~足柄SA~御殿場JCT~駒門PA~長泉JCT~富士川SA~由比PA~清水JCT~日本平PA~日本平久能山スマートIC下車
・74号線(大谷街道)~駿河湾沿い大谷放水路の信号左折~国道150号線を進む~久能山下信号左折して到着
*今はグーグルマップでの地図案内ができませんが、アドセンス取得後には貼り付けしご案内します。
久能山東照宮の観光コースから徳川家康公ゆかりの駿府城へ
さていよいよ、静岡久能山東照宮の観光コースを駿府城城下の有料駐車場に車を停めて、遅いお昼を済ませた後、自分の中ではメインテーマの駿府城へ行きました。
私の頭の中では江戸城のように天守閣がなくなってしまっている城ではなく、壮大な天守閣があるんだと、ろくに資料で下調べをせずうきうきでいました。
そうして駿府城郭の外堀と石垣に胸ときめかせ静岡県庁が城内に建っているのを文句を言いつつ、内堀に潜入しましたがテニスコートや憩いの広場はあるものの、天守閣や本丸の建造物があれっ?見当たりません。
そうなんです、駿府城の本丸は3回も焼失した歴史があり、明治維新後は荒廃したまま放置されていて、明治24年に静岡市に払い下げれましたが、歩兵隊34連隊が駐屯されました。
戦後、再び静岡市が所有することとなって、駿府城公園として整備され、市民の憩いの場として開放されています。
二の丸の巽櫓(たつみやぐら)や坤櫓(ひつじさるやぐら)、東御門が復元され近代の城跡に生まれ変わっている。
駿府城公園内には家康公鷹狩り像や家康公が植えた”お手植のミカン”があり、隠居生活時の往時を感じさせます。
令和に入り天守閣部分の発掘調査も活発に進んでおり、結論はついていないものの天下人の城の復元の声が高まっています。
いつかは駿府城天守閣再建の夢がかなうものと信じこちらのもう少し駿府城の事を深堀したブログもぜひ見てください。
久能山東照宮のパワースポットに行く あとがき
静岡市にはまだまだ家康公ゆかりの地があります。
また機会があれば、3泊4日くらいかけて駿河国を巡ってみたいものです。
久能山からアクセスする日本平にも行きたいですし、静岡駿河の「宇津ノ谷」にも足を運びたいし、日本平からの富士山を眺めにと行きたいところはまだまだありますが、元気なうちに行けたらと思ってます。
しかし城好きの私は今一度久能山東照宮に行き、勘介井戸と久能山城もしっかりと検分したいと強く思っています。
そんな徳川家康公ゆかりの旅にこれを見てくれた方も出かけてみてほしいですね。
久能山東照宮で食べ歩き おまけ
久能山食べ歩き 浪漫 青葉おでん街
家康公ゆかりの静岡に行ったらぜひ立ち寄ってみてください。
まずはたくさんあり私の独壇でおすすめなお店は、「浪漫 青葉おでん街」でたらふくおでん三昧を。
静岡おでん&創作手作りおでんお楽しみながら、人気のいぶりがっこや手羽揚げに桜えび入りコロッケとうまいずらうどん、乙女にんにくの素揚げ、中トロまぐろのすき身などなどを飲んだくれながら堪能してください。
営業時間:16:30~翌0:30
☎0542551086
静岡県静岡市葵区常磐町2ー3ー6 青葉おでん街 浪漫
久能山食べ歩き オールデイダイニング ザ・テラス
日本平ホテルから見る雄大な景色を堪能しながら「オールデイダイニング ザ・テラス」でお食事を。
お食事をしながら眺める富士山は絶景です。
ブレックファーストからランチブッフェは本日の肉料理と本日の魚料理(税別3800円)と黒毛和牛フィレ肉のソテー トリュフソース(税別5800円)、そしてディナーと続いていきます。
ぜひシェフが腕をふるう料理にご堪能してください。
営業時間:7:00~21:30
☎0543351157
静岡県静岡市清水区馬走1500−2 日本平ホテル
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