沖縄といえば私の頭の中には、昭和のJALのコマーシャルで想い出す、米米CLUBの「浪漫飛行」のテーマソングがかかった青い透き通った海が思い浮かべられます。
♪トランク一つだけで 浪漫飛行へin the sky 飛びまわれこのmy heart♪
と石井竜也さんが奇抜な服とサングラスを付けて、沖縄の海に足沈めて歌い、メンバーたちが後から続いて出てくる映像が思いおこされます。
そんな城マニアの方が喜ぶ、沖縄本島の城めぐりといえば、世界遺産に登録されている沖縄を誇るグズクを紹介していきます。
やはりメインは首里城ですが、誰がいつ首里城を手掛けたのかなどを深堀したいと思っています。
今回も私のブログにお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
ぜひ最後まで読んでいって下さい。
首里城は誰が作った?沖縄本島の城めぐり!琉球王国の世界遺産のグスク巡り 沖縄の象徴 首里城
首里城は誰が作った?沖縄の象徴首里城の火災 そして復興へ
沖縄には、数々の国同士がひきめきあい、御城(グズク:沖縄では城の事を意味する)と呼ばれた石垣で囲まれた要塞(ようさい)がいくつも造られ残っています。
そこはまさに琉球王国(りゅうきゅうおうこく)の栄華が華やいだ時代の象徴でした。
かつて琉球王国(沖縄県)にはたくさんの御城があり、明(みん:中国)の文化の影響を受け、琉球王国の繁栄となっていきます、現在の世界遺産沖縄の城巡りの参考になさっていただけたらと思います。
最初に沖縄県には、かの有名な「首里城(しゅりじょう)」がありますが、みなさんもご存じのとおり首里城は、2019.10.31に正殿内の配線をネズミがかじったことにより漏電が原因か?というひとつの仮定もありますが原因は不明で、火災により正殿は本当に残念にも消失してしまいました。
城マニアの私も、このニュースを見た時は大変ショッキングなことでした。
この出来事には、地元の方々特に長く沖縄の地に住まわれて、沖縄のシンボルを一つの心の希望のように描いていた方たちや、沖縄戦争を体験した方たちにとっては尚更、身を引き裂かれる思いをされたかと思います。
かつて第2次世界大戦中にアメリカの攻撃もあり、首里城の消失はこれが5度目になってしまいました。
燃えてしまう前の首里城は、1992年に江戸時代の中期頃の首里城を精巧に復元されました。
しかしこの平成の火災で木造3階建ての首里城の正殿や北殿、南殿へと火は燃えひろがってしまいました。
世界遺産に2000年に指定されたのは、首里城全体ですので認定から除外されることはないようですが、歴史的資料なども焼失してしまったのも事実で、非常に残念な出来事でした。
しかし根強い市民の声と動きもあり、「沖縄県首里城復興基金」に国内だけでなく海外からの募金が集まり、再建に向けてすでに動き始めていて、焼け残った屋根瓦や大龍柱や石垣も含め、なるべく焼け残った商材を再利用し、再建していく方向で進まっていくことになりました。
沖縄県のシンボルが復元されることは、地元の沖縄の方はもちろん、城好きならずも願うことでしょう。
2022年から再建工事は正殿から始められ、2026年には完工予定で進められていってますので、今後の工事進行に期待大です。
沖縄県那覇市首里金城町1-2
首里城は誰が作った?琉球王国を統一した、首里城誕生の歴史
14世紀初めに尚巴志王(しょうはしおう)が首里城を築城し、按司(あじ)とよばれていた豪族らを征伐して、琉球王国を統一の礎を造ることで建てられた御城(グスク)です。
中山王 武寧(ぶねい)を攻撃し滅亡させ、琉球の首都を浦添から首里に遷しました。
そしてその後、琉球王国最初の統一王朝を成立させていきました。
城の拡張が徐々に進められていき、堅固な石垣に囲まれた要塞ができていきます。
その後1469年から幕末まで続く第2尚氏王朝時代に宮殿として、首里城の繁栄がされていったのでした。
1609年に徳川公江戸幕府の命で、薩摩の島津氏が琉球国に攻め入り、まずは今帰仁グスクを占領した後、首里城を攻めるも本格的な戦は、島津家の方が一枚も二枚も上手で、首里城は降伏し薩摩の支配下となっていきます。
本州と全くかけ離れた一つの国として育んできた琉球も、時代の波には逆らえない背景でいたのです。
余談ですが、琉球首里城を題材にしたNHK大河ドラマ「琉球の風」やNHK BSドラマ「テンペスト」は琉球の歴史を知るドラマとして興味深いものでした。
沖縄本島の城めぐり!まだまだある琉球王国の世界遺産のグスク巡りの穴場
沖縄本島の城めぐり! 中城城跡のツワブキまつり
沖縄のここは行きたいと思う城めぐりに、中城城(なかぐすくじょう)は連郭式の山城で、アーチ状の石灰岩で積まれた石垣はまるで、三国志に出てくる城壁を思わせる造りで、江戸時代の幕末に日本本土に向かう途中に入った黒船で来たペリーらの一行もこの御城の石垣の技術を見て、絶賛と共鳴したといわれています。
その中城城では11月下旬からツワブキの黄色い花が、中城城の石垣を彩、毎年12月ごろにつわぶきまつりが開催され、楽しいひとときを演出する催しが行われ、地域活性化をおこなっています。
入場料金は無料ですが、琉球舞踊や演舞など鑑賞されるのは有料となります。
グスクの石垣を背景に島の方々の古典舞踊や、子供たちの元気な踊り、三味線による沖縄民謡は心温まるイベントです。
沖縄県中頭郡北中城村字大城503
沖縄本島の城めぐり! 勝連城跡
勝連城(かつれんぐすく)は14世紀に築城されて、10代目当主の阿麻和利(あまわり)氏の時に首里城攻めを計画したされて、王府の軍勢に攻め滅ぼされ14世紀で廃城となった御城です。
アメリカ軍の侵攻の影響を受けず、御城の城壁や遺構は残り、昭和40年から発掘調査が行われ、中国の貨銭や陶器などもみつかっていました。
昭和52年には城壁の岩石の修復も施されました。
沖縄で一番古くから残る琉球王国の御城として、世界遺産に登録されました。
石垣の間にアーチ型の門が印象に残るグスクです。
また2022年11月5,6日にはミスマッチな”うるまハロウィンコスプレフェスイベント”が開催されました。
うるま市長と超人気コスプレイヤーえなこさんとのコラボもあったようですが、城とコスプレの組み合わせはどこからでたのか!?
地域活性化の一つですかね、どうなんでしょうか。
まあ盛り上がったみたいですけど、今後も持続していくのか、、、。
沖縄県うるま市勝連南風原3807-2
沖縄本島の城めぐり! 座喜味城跡
座喜味城跡(ざきみぐすくあと)では高台からは、残波岬(ざんぱみさき)や慶良間諸島(けらましょとう)を一望できます。
座喜味城には第2次世界大戦の中、日本軍の高射砲陣地となっていたためアメリカからの攻撃を受け、その後は米軍基地ボーロポイント内のナイキミサイル通信基地になっていました。
1974年に本土に戻りましたが、まだアメリカの領地がほとんどあり、2006年にマイクロウェーブ塔を残して、占領されていた地域はほぼ沖縄に戻りました。
その間にも座喜味城跡の発掘調査が進められ、石垣やアーチの復元が施され、2000年に座喜味城跡もユネスコ世界遺産に登録されました。
2018年には読谷村立歴史民俗資料館がリニューアルして、今は世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアムがオープンしています。
専用駐車場が無料であり、見学には大人500円ほどかかりますが、ぜひ座喜味城跡を拝観する際は、座喜味城跡の歴史も触れてみて下さい。
沖縄県中頭郡読谷村座喜味 7086
沖縄本島の城めぐり! 今帰仁城跡
♪愛よりも青い海、いつも心に抱いて 愛よりも青い海、いつも心に抱いての琉球沖縄 テーマソングにもなる、上々颱風(シャンシャンタイフーン)の歌が聞こえてきそうな御城が、今帰仁城跡(なきじんぐすくあと)です。
13世紀ごろに築城が始められたと伝わります。
城内の城壁はまるで万里の長城を思わせる造りで、面積37000㎡の沖縄最大の御城となっている。
今帰仁城跡では、1月後半に桜まつりが開催され、夜には桜のライトアップもされて、短い春を演出してくれます。
主郭には古宇利殿(フィドウンチ)の遺跡があり、また火之神の祠が主郭に設けられています。
往時を偲ぶ遺構が残されています。
沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101
沖縄を食べ歩き
沖縄の食事処を紹介します。
ぜひ観光に行った際は、行ってみて下さい。
沖縄を食べ歩き 喫茶九年母
「喫茶九年母」は自然に囲まれた場所にあって、モーニングプレートや朝ごはんなどうれしいセットメニューがあります。
ガーディアンな構えの開放的なお店で、車も7台ほど停めることできます。
今帰仁城から近いので、観光前の朝ごはんに行くならここへ。
営業時間:7:00~10:00(金、土、日曜が営業日)
☎0980565191
沖縄県国頭郡今帰仁村今泊4517
沖縄を食べ歩き 鶴亀堂ぜんざい
座喜味城跡公園にもやむちんの里にもアクセスにいい場所にあります。
夏でも冬でもここ「鶴亀堂ぜんざい」で人気の紅いも黒糖ぜんざいや琉球ぜんざいミルクなど味わってみて下さいませませ。
こだわりの水で黒糖と白糖をバランスをとりながら、じっくりじっくり煮込んで仕上げているとの貼り紙が、お店の自信がうかがえます。
ぜんざいもいいし、ふぁふわのかき氷のイチゴロー(730円)にマンゴロー(800円)も捨てがたいです~。
営業時間:11:00~17:00(水曜定休)
☎0989581353
沖縄県中頭郡読谷村座喜味248-1
沖縄を食べ歩き 首里いろは庭
人気はランチセットで、その他ミミガーのピーナッツ和えなどメニュー豊富な店が「いろは庭」です。
沖縄県の産物料理がここではいただけます。
ランチのおすすめは”石畳定食”(1500円)です。
初めて沖縄に来た方には、この定食は沖縄郷土料理として目に楽しく、体にもよさげな五穀米もあり、美味しくて満足度充実でしょう。
営業時間:12:00~14:00 18:00~22:00(水曜定休)
☎0988853666
沖縄県那覇市首里金城町3-34-5
沖縄県のグスクにアクセス
*お出かけの際、ETCカードの差し忘れがないことをご確認ください
首里城は誰が作った?沖縄本島の城めぐり!あとがき
関東に住む私には、夏の暑さより冬の寒さがとこしえに身にしみ入ります。
同じくそう感じられる方には、冬を感じない沖縄にだからこそ温かい地に旅立ち、グスク巡りにいってみませんか。
沖縄には20代後半に会社の旅行で行きましたが、沖縄にはその頃、たくさんの城跡があることを知らず、首里城しか沖縄には城は無いと、勝手に枠組を決めてしまってました。
もっと周りをよく調べて、旅行にのぞめば良かったなと思いますが、個人的にまた観光に行きたいと思います。
また、ひめゆりの塔には行きましたが、あの悲劇のような悲劇が昭和の時代にあり、今の沖縄があるんだなと記憶に焼き付かされました。
これからも沖縄の御城の歴史を後世に語り継いでいってほしいなと思っています。
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