毎年、元旦も終われば思うことは、早く暖かい季節にならないかと。
氷柱や霜が張っている時期は終わってくれないかと。
そんな春の訪れを知らせてくれる、信州の桜の名所を旅したいと思いませんか?
信州長野の桜の名所で城跡をめぐる観光スポット
桜の名所 高遠城址公園の桜
高遠城は明治8年(1875年)に公園となりました。
高遠藩の旧藩士達が「桜の馬場」から桜を移植して、今は全国でも有数の桜の名所と呼ばれるようになりました。
その高遠城址公園も今や桜の名所で、3月下旬から4月中旬にかけて「高遠さくら祭り」で混雑します。
有料駐車場は高遠城址公園内にありますが、普通車で1日1000円となり、少しでも駐車料がかからないようするのには、やや公園から離れた位置にある臨時駐車場の使用をお勧めします。
園外からは花見循環バスがあり、乗り降り200円で城址公園まで行く事が出来ます。
詳しくは「高遠城址公園さくら祭り 交通規制図・駐車場案内図」をご確認ください。
総合グランド駐車場や高遠中学校グランド駐車場に弁財天河原駐車場やほりでいパーク駐車場、若宮駐車場1,2が設けられるほか、土日のみ高遠小学校グランドと高遠高校グランドが臨時駐車場として無料で停められることになります。
しかし桜の見頃の季節は、交通規制による渋滞が発生しますので、お車の方はその辺を考慮してお出かけ下さい。
やっと現地に着けば、はれてタカトオコヒガンザクラを堪能できますので、それまでの苦労はどこ吹く風やらです。
高遠城址公園の桜はソメイヨシノと比べて、小振りで強いピンク色が特徴的の桜が楽しめます。
「天下第一の桜と」称された高遠城址の桜は、夜にライトアップされ、さらに装いを変えた桜を見せてくれます。
高遠城址公園は入場料が大人(高校生)500円 小中学生250円かかります。
桜の時期もそうですが、紅葉の季節も拝観しに来たい城址公園です。
高遠城のかんたん歴史
高遠城は戦国時代に高遠頼継氏が居城であり、諏訪の所領を巡って武田晴信(のち信玄)氏と対立して敗れ、武田氏の所領となります。
現在の城郭になったのは、武田家臣の山本勘助氏や秋山虎繁氏による大規模な改修により、今も残る断崖絶壁に築城されていた城として、石垣や土塁、空堀、移築された門などが見ることができます。
その後、武田勝頼氏の治めていた時期に、織田信長軍の武田氏征伐により高遠城は、多勢に無勢で1日で落城してしまいました。
江戸時代には高遠藩が置かれ、幕末まで城としての役割を務めた場所でした。
今は廃藩置県により廃城令で、この地の樹木は競売にかけられ売り払われたのち荒地化していきました。
それを見かねた旧藩士たちの動きで、桜を植樹して、城下町にあった門を移していくことによって、ここに城址公園として残っていきました。
桜の名所 小諸城址懐古園
小諸城址懐古園の桜は、大正15年に造園の権威・本多静六博士の設計によって植栽されたものでした。
4月初めから4月中旬に咲くソメイヨシノ、ヒガンザクラ、小諸八重紅枝垂などが咲き誇ります。
桜まつり中は、日没から22:00までライトアップがされて、夜桜と小諸城址のマッチングが際立ちます。
小諸城址懐古園の桜まつりにお車で来られる方に駐車場は、懐古園第1駐車場は1回12時間まで500円で駐車できる所と、懐古園第2,第3駐車場は平日無料、土日1回500円となっています。
しかし桜の時期は混雑が予想されますので、民間のご利用や電車、バスをご利用ください。
詳しくは小諸城址懐古園桜まつり案内をご確認ください。
小諸城址の遺構
小諸城は武田信玄氏の家臣、山本勘助氏により城跡を大改修し、穴城として拠点を構えました。
江戸幕府が置かれ、小諸藩としての役割をした城でしたが、明治維新後に廃城令で城の建物は取り壊されましたが、大手門や三之門が現存していて、本丸、二の丸、南丸の石垣や空堀が戦国の遺構を残します。
明治13年(1880年)に旧小諸藩士らが城跡を買い取り、大正に入ったときに小諸城址懐古園が開園され今に至ります。
入場料大人500円。
桜の名所 松代城址
市営殿町観光駐車場が松代城址にほど近く駐車料無料で、普通車350台とバス車両10台停められます。
ソメイヨシノが約100本植樹されており、桜の見頃は毎年4月中旬から4月下旬となっています。
桜の時期も無料で入場ができ、さらに18時から21時までライトアップされ夜桜も楽しむ演出がされています。
日中の天気の良い日は北アルプスを眺めながら、まだ春始まりの肌寒い中でも桜の花見で、心暖かになることでしょう。
松代城のかんたん歴史
時は戦国時代に武田信玄氏と上杉謙信氏の激突場所となった、川中島に築かれた武田氏の”海津城”が始まりです。
第4次川中島の合戦で、両者大勢の死者が出る激しい戦が展開を見届けた城跡となります。
武田氏滅亡後はその後目まぐるしく変わり、織田信長氏の所領となり森長可氏氏
がはいったり、上杉景勝氏が豊臣政権時この地を納めた時期もあります。
森忠正氏から松平忠輝氏へその後松平忠昌氏、酒井忠勝氏を経て江戸時代に入ると真田信之氏の所領となり、真田家が明治維新まで居城として松代藩を治めていく。
享保2年(1717)に大火災により本丸、二の丸、三の丸が焼失し、幕府より一万両借金をして再建されます。
その後善光寺地震が発生して本丸、二の丸、三の丸の囲い塀や櫓、番所などが倒壊してしまいます。
明治5年には廃城令で建造物は取り壊されてしまい、畑となってしまいます。
明治37年に真田幸正氏が私財を擲ち、もと藩士に分け与えられた土地を買い取り本丸跡を遊園地として開放しました。
その後は市民プールやグランドが整備されたりしますが、昭和39年に本丸などが県の史跡に指定されると、昭和56年には国の史跡に指定されました。
発掘調査もすすみ平成16年には、太鼓門、堀や石垣、土塁 などが復元されて松代城址として現在見ることが出来るようになりました。
信州長野の桜 上田城址公園
桜散策で上田城址公園にお車で見学に来る方は、何か所か駐車場はございますが散策の際は公式サイトの駐車場の確認をお願いします。
無料駐車場で上田城跡公園駐車場はありますが、駐車できる台数に限りがございますので、当日はお早目のお越しをおすすめします。
桜シーズンは上田城跡公園体育館も臨時駐車場として、無料で開放されます。
その他では上田城跡北観光駐車場は、特別期間中3時間まで500円でその後1時間ごと100円が加算されていきます。
無事車が駐車できましたら、まずは東虎口櫓門石垣後跡の「真田石」が撮影スポットです。
そこの門を遠目にして、桜を両側にいれてショット!
さらにはアニメ映画の「サマーウォーズ」のように腰に手を当てたポーズで撮影もしてね。(東虎口櫓門がヒロインの御屋敷の入口門のモデルになって描かれているので)
そして何といっても「上田城千本桜まつり」の期間は物産展なども出店され、公園は賑やかになり、公園内に植えられたソメイヨシノやロトウザクラ、ウコンザクラ、シダレザクラを4月始めから4月中旬まで愛でることができます。
うれしいのは、公園内は無料で入場できますのと、4月1日から10日まで日没から22時までライトアップされますので、ぜひにもみて頂きたい観光スポットでしょう。
松本城の「夜桜会」の桜イベント
国宝松本城では「夜桜会」は17:30から21:00で天守ライトアップは日没から22:00までとなっています。
ソメイヨシノやシダレザクラ、大山桜、霞桜、八重紅枝垂などの桜が咲き乱れます。
そのすばらしいプレゼンを見るのに、お車の方は市営松本城大手門立体駐車場や市営開智駐車場、松本城臨時駐車場などが設置されますが、それぞれ料金がかかりますので、詳しくは松本城駐車場のホームページなどをご確認ください。
桜の見頃は例年4月上旬から4月中旬です。
松本城天守の入場料は大人700円、小・中学生300円の料金がかかります。
ご理解の上天守内にて国宝松本城の歴史を拝観してください。
信州長野の桜 あとがき
毎年来る春の訪れはすぐそこに来ています。
桜まつりがにぎにぎしく行われます。
カップルは、夜桜がライトアップされる時間帯を狙って散策してくださいね。
私も信州の桜散策にぜひとも出かけたいと思ってます。
さあ桜満開の春はもうすぐです。
信州長野の桜 食べ歩き おまけ
桜まつりに出かければ、休憩にどこか入りたいですよね。
そんな時の参考にしてください。
信州長野の桜 食べ歩き 華留運
たくさんのお店から先ずはここ、高遠城公園下の太鼓櫓に近い高遠そば「華留運」と「入野家」が、361号線の権兵衛街道挟んで営業してますので甲乙つけがたいです。
華留運は自家製粉の高遠そば十割えび天付きが人気で、鴨焼きも捨てがたい。
入野家は高遠ざるそば天ぷら付きが人気で、辛味大根と味噌のたれもくちこみ良好。
江戸時代初期から伝わる辛味大根をおろした、絞り汁にしたものに焼味噌を溶き入れた“味噌あじのそば汁”が特徴だとか。
高遠そば 華留運:長野県伊那市高遠町西高遠1621−1
高遠そば 入野家:長野県伊那市高遠町西高遠1632
信州長野の桜 食べ歩き (株)竹風堂 松代店
松代城跡では、「(株)竹風堂 松代店」の和風定食に栗ぜんざいをいただいたら、もう一回りお城散策したくなりますよ。
長野県長野市松代町松代18−2
信州長野の桜 食べ歩き 百余亭
「百余亭」は上田城跡公園に隣接した抹茶処です。
濃茶、上生菓子、薄茶、干菓子のセットで1000円など散策後の帰りにちょっと立ち寄って、城見物あとのおもいで話しをしながらなんてたまらないです。
長野県上田市中央西1丁目3−21
信州長野の桜 食べ歩き おいも日和 松本中町店
松本城下町の蔵造の店構えの「おいも日和 松本中町店」の芋ミツ庵は人気の一品。
おいもづくしのメニューとアイスコーヒーとで頂くとこれもおいしい。
長野県松本市中央2丁目10−17
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