天城越えはどこから?北条政子と源頼朝ゆかりの里伊豆の桜を河津から修善寺(秋の紅葉時期もいい)まで観光

隠し切れない 移り香が いつしかあなたに 浸みついた」のフレーズは石川さゆりさんの歌でおなじみの天城越えですが、天城越えというとどこからでしょうか。

伊豆というと、行楽地であり、海があり山があり、夏にはペンションに泊まって、ゴルフや釣りに行くイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。

では実際に伊豆の天城越えとはどこから?

春の季節の訪れを知らせる桜を見に行きながら、あるいは秋の紅葉の季節の紅葉狩りをしながら、天城越えをしてみたいもの。

古の伊豆国(いずのくに)の史跡は、北条政子(ほうじょうまさこ)様と源頼朝(みなもとのよりとも)公ゆかりの伊豆の名所も縁が深い場所となっています。

そこでドライブ、ツーリングで天城越えの伊豆の観光しながらみて行きましょうか。

ぜひ最後までこのブログにお立ち寄りして下さい。

天城越えはどこから?北条政子と源頼朝ゆかりの里伊豆を桜の観光でめぐる 河津~旧天城トンネル~修善寺~伊豆の国へ

天城越えはどこから?北条政子と源頼朝ゆかりの里 河津川の桜

伊豆急行JR河津駅を降りると、そこは避暑地の観光スポットです。

もうここから天城越えのルートの、北条政子様と源頼朝ゆかりの旅は始まっています。

さあ、行ってみましょう。

ここには、日帰りにもいい足湯の温泉がいくつも並びます。

河津川の桜を愛でながらの必見です、無料施設の河津三郎の足湯処がありさくらの足湯処豊泉の足湯処峰温泉大噴湯公園それと踊り子の足湯などがあります。

一般社団法人 河津町観光協会のサイトでも紹介あるように、レンタルバイクで伊豆の散策移動で利用することもできます。

レンタルバイクを借りられたなら、せめて天城山隧道までは行きたいもの。

その先も体力あるならグットですが、まずは桜開花の時期にはもちろん河津川沿いの河津桜の散策ですね。

河津温泉郷の海辺から、河津川の桜並木を走って桜三昧なんてくう~ですよね。

桜吹雪の舞う河津川の沿道は、絵にもなりますのでぜひ二人で散策するのであれば、少し遠めより歩く姿などをスマホショットを治めて下さい。

インスタ映えもそうですが、想い出スナップにして、待ち受け画面にもいいのではないでしょうか。

河津桜並木 菜の花ロードを抜けると、参道入口に楠がある川津来宮神社(かわづきのみやじんじゃ)があります。

ここは古代(708年)頃から鎮座していたといわれ、源頼朝公も再建に社領93石を奉納したと伝わる神社です。

杉桙別命(すぎほこわけのみこと)神社と古には呼ばれていて、境内に祀られる巨大クスの木の「来宮様の大クス」がご神木として今も時代の象徴になっています。

その先には河津桜がこれだけ名産になったいわれの、”河津桜 原木”が民家のそばにあります。

“飯田勝美(いいだかつみ)さんの河津桜原木物語”が語り継がれる場所で、観光の方が訪れる場所になっています。

河津桜の若木を持ち帰った、飯田典延さんのお父さんの勝美さんが自分の家の庭に植えました。

10年後に勝美さんは病の床に伏せてしまった頃に、河津桜は花を咲かせてくれました。

そこから河津桜の原木として、河津川沿いに町の人たちの協力で、移植や苗木を育てていったことが実り、今や約800本もの河津桜が見られるようになりました。

まだ肌寒い2月から3月が見頃の河津桜の桜並木にも、毎年たくさんの観光客が、伊豆の観光スポットに訪れています。

桜の季節はもちろんのこと、ここはせっかくの観光スポットですから行っときましょう。

また、旧天城トンネル北口園地から折り返しして河津温泉郷に戻る途中、お城好きからのお願いですが、河津城跡公園にも寄り道していってください。

室町時代の居城の跡がひっそりと残り、名残の歴史は北条早雲(ほうじょうそううん)氏に火攻めにあい落城した城跡で、今は公園としてそんなに高くないですが、山頂からは伊豆の海が一望できる穴場スポットです。

川津来宮神社:静岡県賀茂郡河津町田中154

河津桜の原木:静岡県賀茂郡河津町田中212-2

天城越えは怖い話のある伊豆の観光地 旧天城トンネル

この先に伊豆の観光名所の一つに、天城越えのメインのポイント、旧天城トンネル(天城山隧道)があります。

明治33年から38年と5年かけて造られたトンネルです。

今のように掘削(くっさく)機械はない時代ですから、もちろん人の手で掘られ、石垣が施された手堀り石造トンネルです。

明治時代の一大プロジェクトとして手掘りで掘削され、補強のためにレンガが施されたレトロ感あるトンネルですが、たくさんの人員も修道させ、名もなき方たちがそこで亡くなっていったといわれています。

昼間でも薄暗い天城トンネル内ですが、避暑地の観光スポットで、観光の人たちの往来があるものの、夜になると一変して、怖い怪奇スポットとなり、稲川淳二さんの”恐怖の現場”でもビデオ化された怖いスポットでも有名です。

この旧天城トンネルは、平成10年に国の登録有形文化財に登録されました。(登録名「旧天城隧道」)

その後、平成13年に「天城山隧道」の名称で国の登録文化財から変わり、道路トンネルとして初めて、国の重要文化財(建造物)に指定されました。

新天城トンネル開通後は、天城山隧道は観光名所となり、たくさんの観光の方がバイクや歩きながら川端康成(かわばたやすなり)氏の小説、伊豆の踊子ゆかり巡りを楽しむようになりました。

天城越えで行く石川さゆりさんの歌にのって浄蓮の滝へ

伊豆の踊子ゆかりの浄蓮の滝(じょうれんのたき)に着きますと、今はそばまで降りなくても414号線に浄蓮の滝駐車場があり、急な階段を降りなければ見ることができなかった滝を、駐車場の先の展望デッキから眺めることができるようになりました。

浄蓮の滝と伊豆の踊子像を見ることが出来る場所となり、車いすの方でも拝観しやすいところになっています。

しかしここに来ると石川さゆりさんが唄っていたあの名曲が、どこからともなく聴こえてきますよね。

♪隠し切れない 移り香が いつしかあなたに 浸みついた

誰かに捕られる くらいなら あなたを 殺していいですか

寝乱れて 隠れ宿 九十九折り 浄蓮の滝

舞い上がり 揺れおちる 肩のむこうに あなた 山が燃える

何があっても もういいの くらくら燃える 火をくぐり

あなたと越えたい 天城越え♪

第28回レコード大賞金賞受賞曲「天城越え」が。

もちろん急な階段の谷を下って、浄蓮の滝そばに行くとこの”天城越えの碑”も見れます。

せっかく浄蓮の滝のそばまで行かれたのなら、マイナスイオンをたっぷり浴びてきて下さい。

また売店の「わさび田」もあり、わさびのソフトクリームが購入できますので迷わず食してみてみて。

天城越えはどこから?北条政子と源頼朝ゆかりの里 修善寺

天城越えが終わると、狩野川を進み桂川が分配して、その先には修善寺があります。

ここはNHK大河ドラマ「草燃える」や「平清盛」、「義経」、「鎌倉殿の13人」などでも出てくる、そう政子様と頼朝氏とのゆかりの場所です。

源頼朝氏が若い頃に平治の乱(へいじのらん)に敗れ、平清盛(たいらのきよもり)公に流人としてこの伊豆の蛭小島へ流されました。

そしてこの地で北条政子様と出会い、ここ修善寺で政子様と頼朝氏はひそかに何度もあいびきを重ね、愛を育んでいた場所でもありました。

一時は二人の仲は、父義政氏に引き裂かれそうになり、政子様は無理やり他の許嫁とされ、婚姻させらそうになります。

そんなおふたりの絆は親に逆らっても、この伊豆で身を結んで育まれていったんですね。

駆け落ちをして二人は夫婦となったエピソードは有名ですね。

またその後源頼朝氏が、平家追討に立ち上がった所でもありました。

その修善寺境内にある北条政子様が建立したといわれる、「指月殿(しげつでん)」は鎌倉二代目将軍源頼家(みなもとのよりいえ)公が祀られており、伊豆最古の木造建造だそうです。

その隣に頼家の墓もひっそりとあり、頼家公の側近だった十三士の墓も近くにあります。

修善寺内にはその他にも、北条政子様の父北条時政(ほうじょうときまさ)氏の墓や源頼朝公側近の安達藤九郎盛長(あんどうとうくろうもりなが)のお墓、頼朝公の腹違いの弟の源範頼(みなもとのりより)氏のお墓もあります。

「鎌倉殿の13人」では、平家追討で出陣した頼朝軍が石橋山の戦い(いしばしやまのたたかい)で敗走し、房総で兵を集っている最中は、一時北条政子様や牧の方と阿波局(あわのつぼね)様らが、この修善寺に身を寄せていたことがリアルに画されていました。

修善寺境内も桜の3月下旬から4月中旬にかけて、寒桜やシダレザクラ、ヤマザクラが咲き乱れます。

竹林の小径や赤蛙公園、修善寺駅の狩野川堤防で花見が出来るところがあちらこちらにあり、目を楽しませてくれます。

また季節が変わって秋になると、修善寺もみじ林や修禅寺,虹の郷では11月中旬から12月上旬まで紅葉も楽しめます。

虹の郷の庭園内は、その紅葉の季節にライトアップもされますので、こちらも目に焼き付けておきたいところです。

修善寺の近くには日帰り温泉に足湯もあり、【泉質】アルカリ性単純温泉がここも無料で入れる共同湯の”河原湯”もありますよ。

修善寺は温泉でも有名な、旅館やホテルが立ち並ぶ場所でもあります。

修善寺を散策した後は、ゆっくり宿泊場所の温泉に桂川のせせらぎの癒し音を聴きながらつかって、明日の鋭気を養って下さいませ。

天城越はどこから?北条政子と源頼朝ゆかりの里 伊豆の国蛭ヶ小島

狩野川堤防の川沿いは河津桜が、読売ジャイアンツ 長嶋茂雄ランニングロードの金山城跡近くも3月初旬から3月中旬頃が見頃です。

そこからJR伊豆長岡駅に着くとこの周辺は、歴史の宝庫ともいえる土地です。

駅のそばに伊豆の国市観光案内所があり、予約制でレンタルサイクルの貸出しもあり、徒歩より小回りがいいかと思われます。

準備が出来たら、そこから次の韮山駅(にらやまえき)方面に向かうと、源頼朝公配流の地 蛭ケ小島があります。

やはりNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人効果で、観光名所の一つになりました。

ここに頼朝氏は伊豆に流され、源の御曹司、助殿(すけどの)と呼ばれていました。

その20年先に平家追討にのり出すまで人生に挫折し、また悩みそれを乗り越えながらも北条政子という一番の味方を娶る(めとる)ことになった、この蛭小島で暮らしていた場所です。

さほど賑やかな場所ではないのが、往時の時代を想像しやすい史跡なのかと感じます。

公園のところに蛭ケ島茶屋があり、山菜そば、うどんや甘酒、味噌おでんなど小腹を満たすメニューがあります。

近くには時代は違いますが、戦国時代の始まりの頃に伊勢宗瑞(いせそうずい:のち北条早雲)氏が城を奪取した韮山城もあります。

伊勢宗瑞氏の隠居生活した見どころ満載の城跡の遺構も残っています。

天城越えで行く北条政子と源頼朝ゆかりの里 韮山北条の郷

蛭ヶ小島から伊豆箱根鉄道の挟んだ狩野川堤防には、狩野川さくら公園があります。

こちらはソメイヨシノの桜トンネルがあり、桜を楽しめる場所となっていて河川敷駐車場もあります。

そしてこの辺りは、平安時代末期は北条の里であり円成寺跡は、北条氏屋敷跡でした。

その近くに北条政子産湯の井戸もあり、北条時政氏の墓も残っています。

狩野川を渡ると北条寺があり、江間公園は北条泰時(ほうじょうやすとき)氏館跡の場所です。

石徳高神社(豆塚神社)は北条泰時歴史資料館になっています。

天城越えで行く北条政子と源頼朝ゆかりの里 三嶋大社

参道沿いの大島桜とソメイヨシノが咲き乱れる三嶋大社は、桜のシーズンはどうしても混みあいますので、専用駐車場も1時間当たり200円で停められますが、早目のお時間にお越しになるようお薦め致します。

その「三嶋大社」は伊豆に配流中の源頼朝氏が、源氏の復興を祈願した、祈願成就のご利益がある神社だと言われています。

宝物館には妻・政子様が奉納したと伝えられる「梅蒔絵手箱(うめまきえてばこ)」や頼朝氏たちが写経した般若心経が奉納されが展示されています。

その他神池は頼朝公がここで放生会という、殺生を戒めるために捕獲した魚や獣を放つ仏教由来の儀式をしました。

池に橋がかかる厳島神社は、北条政子様が勧進したと伝わります。

堅いことはあれで、ここ三嶋大社は頼朝氏と政子様が、二人でよく来た場所だと伝わります。

3月下旬から4月中旬が桜の見頃ですので、参拝の折は頼朝氏と政子様ゆかりも巡りながら花見を楽しんで下さい。

天城越えはどこから?北条政子と源頼朝ゆかりの里 あとがき

伊豆は北条氏が治めていた地で、配流してきた頼朝公のゆかりが残るところで頼朝氏、政子様が若い頃歩いた古を想像しながら周って歩くのに良きところです。

レンタサイクルで天気のいい日に走ると、すごく気持ちが良くて、普段のマイカーでの移動とは違う景色が見えてきますよ。

花見をしながら、二人の縁を感じながらぜひ巡ってみて頂きたい地です。

今回もこのブログを最後までお立ち寄りしていただきありがとうございました。

伊豆の観光地食べ歩き おまけ

伊豆の助殿ゆかりの旅に、寄ってみたいお店やご当地の紹介です。

いつもながら沢山お店があるので、独断で3つ選出です。

伊豆の観光地 食べ歩き 伊豆長岡いちご狩りセンター

伊豆長岡に行ったら、いちご狩りもたのしみたいですね。

開園期間1月初期から5月上旬までのいちご狩りで、紅ほっぺをたくさん召し上がれる「伊豆長岡いちご狩りセンター」も足を延ばせられませ。

30分2000円で食べ放題で、練乳が付きますが、練乳が余るくらいそのまま生紅ほっぺでいけるいちご狩りです。

営業時間:9:00~16:00

☎0559486160

静岡県伊豆の国市南江間1454

伊豆の観光地 食べ歩き kudo菓子工房

三嶋大社のそばにちょっと古風なフランス菓子の店「kudo菓子工房」で毎日3時のおやつに楽しむ洋菓子を。

マドレーヌクッキーやレーズンバターサンドブルドネージュなどがある焼き菓子店です。

お土産に行ってテイクアウトしていくのにとてもお手軽です。

営業時間:10:30~15:00(火水木定休)

☎09084731656

〒411-0858 静岡県三島市中央町4−30

伊豆の観光地 食べ歩き 禅風亭 なゝ番

禅寺そばを生わさびで頂くそば処「禅風亭 なゝ番」でお昼ごはんを。

寒い時期には鍋焼きうどん(950円)もいいけど、やっぱり禅寺そば(1320円)を本わさびや薬味をつゆにいれて、食するのが一番です。

天ぷら一皿(880円)もつけたくなる~。

この地で蕎麦を食べれば、修行僧と同じ功徳が得られるといわれているそうですよ。

営業時間:10:00~15:30(木曜定休)

☎0558720007

〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺761−1−3

他にもいい店がたくさんありますが、厳選して紹介しました。

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