必ず願いが叶う神社!最強な防府天満宮と毛利氏庭園でランチ!菅原道真公の桜や梅まつりやイベントに行こう

菅原道真(すがわらのみちざね)公が京から太宰府へ左遷されて、現在の福岡県太宰府市に建立されている太宰府天満宮が、道真公の亡くなられて御霊を祀る一番最初に造られた天神様と思われている方は、日本広しといえども、私も含めてほとんどの方がそう思っておられるに違いありません。

実はじつは、周防国(すおうのくに:現山口県の一部)の周防国分寺の近くに建立されます防府天満宮(ほうふてんまんぐう)が、一番古く菅原道真公を祀るために建立された最初の天満宮なんですと⁉

その防府天満宮は、山口県萩の毛利家や長州藩士にとてもゆかりの深い場所なのでした。

そんな歴史も古い語りべが残される防府天満宮と、毛利氏庭園を食べ歩きのランチも含めて、歴史もなぞりながら紹介していきたいと思います。

ぜひ今回も最後までこのブログにお立会していって下さい。


  1. 必ず願いが叶う神社!最強な防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!菅原道真公のゆかりの地でランチしちゃおう
    1. 防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!仁紡ーJINHOUー
    2. 防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!宮の蕎麦 兎屋
    3. 防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!空間茶天
    4. 防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!ハンバーグ&ステーキ ぴかいち
    5. 防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!スマイルほうふ プラスワン
    6. 防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!みづはDOBUROKU CAFE
    7. 防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!Cafe あんぶつしゅ
  2. 必ず願いが叶う神社!最強な防府天満宮と菅原道真公の桜や梅まつりやイベントに行ってみよう
    1. 防府天満宮と菅原道真公の梅まつり
    2. 防府天満宮と菅原道真公のイベント
  3. 必ず願いが叶う神社!最強な日本で最初の天満宮の天神様 防府天満宮の歴史
    1. 日本で最初の天満宮天神様の平安期からの歴史
    2. 日本で最初の天満宮天宮様を巡ろう
  4. 必ず願いが叶う神社!最強な防府天満宮にゆかりの毛利氏庭園もめぐろう
    1. 防府天満宮にゆかりの毛利氏庭園もめぐろう 毛利氏庭園
    2. 防府天満宮にゆかりの毛利氏庭園もめぐろう 周防国分寺
  5. 防府天満宮と毛利氏庭園へアクセス
    1. 防府天満宮と毛利氏庭園へアクセス 公共交通機関
    2. 防府天満宮と毛利氏庭園へアクセス 駐車場
  6. 必ず願いが叶う神社!最強な防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!防府天満宮と菅原道真公の梅まつり あとがき

必ず願いが叶う神社!最強な防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!菅原道真公のゆかりの地でランチしちゃおう

冒頭で触れた学問の神様で有名な、福岡県の太宰府天満宮のブログも別途投稿しておりますので、興味持たれたら後で読んで下さい。

太宰府天満宮はなぜ人気?菅原道真公による不思議体験?参拝のご利益は?福岡周辺の観光と食べ歩きもしよう
太宰府天満宮は、福岡,博多では誰でも知っている人気の観光スポットですよね フジテレビ系の「突然ですが占ってもいいですか」に出演している、数々の占いを伝授している木村レオンさんが、大宰府天満宮に開運巡りしたことも放送されましたよね。 なんの神...

さてブログの宣伝はさておいて、早速防府天満宮とそこから近い毛利家庭園周辺で、食べ歩きのランチにおすすめなお店を紹介していきます。

防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!仁紡ーJINHOUー

まずはお待たせしました!ラーメン好きのあなたに贈る、ラーメン屋”仁紡”の醤油豚骨(850円)と味噌豚骨(900円)の用意があります。

それとキムチラーメンの赤醤油豚骨(950円)に赤味噌豚骨(1000円)があります。

トッピングに味玉(150円)やもやし(80円)、ねぎ(100円)、バター(120円)などお好みで。

徳地産のお米を使用しているから、白飯も食べたくなる!

店前の石燈篭があって青いお店の看板とのコラボレーションが妙にあった外観なラーメン屋に食べに行ってみよう。

営業時間:11:00~14:00(日曜定休)

☎05088843614

〒747-0029 山口県防府市松崎町2−4

防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!宮の蕎麦 兎屋

お昼はおそばがいいかな、と思ったらここ兎屋でつけ鴨せいろ(1200円)もいいし、天せいろ(1400円)もいいですね。

ご飯ものならしらす玉子かけごはん定食(900円)がおすすめ。

食後の後は、なめらか葛プリン(200円)を頂けば完璧。

また午後も防府の観光に弾みが付きますよ。

ご主人の趣味か、たくさんブリキのおもちゃや懐かしいブルースリーなどのフィギュアもあって、目に楽しいです。

営業時間:11:00~14:30(火曜定休)

☎0835255331

〒747-0032 山口県防府市宮市町8−22

防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!空間茶天

古民家をリノベーションしたお店で、ゆっくりと食事やお茶ができる落ち着いた雰囲気のお店です。

おしゃれなメニュー立てに本日の献立があって、ランチなら創作料理なからだ想い定食(1595円)がおすすめです。

ちょっと休憩にも、からだ想いパフェ(715円)や黒みつきな粉アイスクリーム(440円)もあります。

ケーキもセットドリンクで、おからのガトーショコラ(803円)もなんかからだによさげです。

お店の中の古風な飾り物や置物も目を楽しませてくれます。

営業時間:11:30~15:30(日,木曜定休)

☎0835220073

〒747-0033 山口県防府市上天神町6−17

防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!ハンバーグ&ステーキ ぴかいち

手造りハンバーグがご賞味のお店で、お昼のランチメニューもあって頑張っています。

メニューはたくさんそろっていて、ちょっと迷ってしまいますが、オリジナルハンバーグ(1480円)やオニオンエッグハンバーグ(1500円)がシンプルで、このお値段でスープとサラダにライス付きはお得。

本格ステーキメニューもあり、上質国産牛サーロインステーキ(190g:4000円)や上質国産牛リブロースステーキ(200g:3900円)もあります。

ぜひ防府に1泊なら、ここを予約してワインと一緒に嗜むのもいいですね。

営業時間:11:00~14:00 18:00~20:00(夜の部は金土曜のみ:木曜定休)

☎0835387766

〒747-0031 山口県防府市迫戸町23−22

防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!スマイルほうふ プラスワン

コストもよく味も申し分ないこの”スマイルほうふプラスワン”は、1000円以内のメニューがたくさんあります。

ステーキ丼(1200円)とエビフライランチ(1100円)は1000円超えメニューですが、親子丼(800円)に唐揚ランチ(850円),カツ丼(950円)などコスパがいいメニューぞろい!

今日の私は、ご飯にみそ汁付きの生姜焼きランチ(900円)に、食後にサンデーソフトカップ(400円)にしました~!

営業時間:11:00~15:50(月曜定休)

☎0835251118

〒747-0028 山口県防府市東松崎町5−26

防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!みづはDOBUROKU CAFE

みづはではコーヒーとチーズケーキのハーモニーが、好評で口コミもいいです。

その店内は清潔感があって、すっきりとした空間があり、小さなお店ながらきちんと主張を醸しだしたお店です。

コーヒーは目の前で落とし込んでくれ、挽いたコーヒー豆が、天然水から沸かしたお湯を注ぐとそのお湯で豆が膨らみ、珈琲のいい香りが漂ってきます。

これをみづはオリジナルのバスク風チーズケーキが最高に合っちゃいます。

あま酒ストレート(500円)もとろみがあって、暑い日には冷たく冷やされたとろみのある触感はくせになります。

お持ち帰りにどぶろく瀧水(300ml:1380円)を毎日軽めにコップ一杯飲むと、便秘や睡眠に良いといいます。

それに伴いお肌の張りも良くなるとか⁉

営業時間:11:00~16:00 18:00~20:30(月火曜定休)

☎0835570687

〒747-0029 山口県防府市松崎町2−2

防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!Cafe あんぶつしゅ

お店の中はアート展みたいな感じで、ほんとにカフェ?と初めてくると思ってしまう感がありますが、アットホームなお店です。

コーヒーも手作りチョコレートケーキもいいし、モーニングのホットサンドとごぼうのサラダもグッドマッチです。

チーズケーキは私も大好きですが、ここのコーヒーと一緒に食すると、これはまたまた格別です。

営業時間:9:30~17:00(金土日曜営業)

☎0835245133

747-0029 山口県防府市松崎町2−2


必ず願いが叶う神社!最強な防府天満宮と菅原道真公の桜や梅まつりやイベントに行ってみよう

防府天満宮と菅原道真公の梅まつり

日本全国には、約1万2000社の菅原道真公を祀る天満宮がある中、この防府天満宮は904年の道真公がお亡くなりになった年に創建された最初の天満宮です。

その1年後に福岡の太宰に菅原道真公の祀庿(しびょう)が建てられ、そこに醍醐天皇(だいごてんのう)の命により社殿が創建されたといわれ、学問の神様というイメージの太宰府天満宮としては皆が最初と思われますが、ここで考えを切り替えて頂き防府天満宮が、礎となったの天満宮なんです。

東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ」京を離れる際に庭に植えられた梅を見ながら、道真公が詠んだ詩です。

防府天満宮には道真公がこよなく愛した梅が、野梅,豊後梅,加賀梅,紅梅,白梅にしだれ梅など16種の約1100本もの梅の木が植えられており、2月中旬から3月上旬にかけて見頃の最高時期になります。

その梅の開花時期に合わせて毎年恒例となる、防府天満宮梅まつりが開催されています。

それに伴い梅まつり時期には、数々の催しがおこなわれ、不況の世の中を「出世梅」を食べて元気を出してもらう天神「出世梅」の配布や、敬神婦人会による無料で甘酒が配布される甘酒の接待などが行われています。

他にも、稚児舞奉納や琴演奏会に天神芸術村,生花展などが行われ期日がそれぞれ異なりますので、毎年開催時期をネットで確認して合わせてお出かけしたいもの。

何はともあれ、境内に咲き誇る梅に心奪われつつも、その魅力を堪能していって下さいませ。

防府天満宮と菅原道真公のイベント

年間通して多くの祭事や行事が毎年行われる防府天満宮ですが、年始めの釿始式から始まり、節分祭に梅まつりや人形感謝祭,さくら咲まつり,七夕まつりと続きます。

しかし大きな夏祭りとしては御誕辰祭があり、11月の寒空の中の時期にくる御神幸祭裸坊祭などの恒例行事が取り行われています。

ですが何といっても、防府天満宮1125年大祭例年25年おき・・・・・・・に行われる天満宮最大のお祭りは、令和9年にと記し取り行われるおくりになっています。

防府天満宮は延喜4年(904)に創建された我国で最初の天満宮で日本三天神と称されております。

創建以来、時の推移と変革にもかかわらず氏子崇敬者の信仰は厚く、特に俊乗坊重源、大内・毛利氏代々藩主をはじめ時の有力者の庇護のもとに社殿造営宝物寄進等の奉賛の誠も数々捧らえました。

そして年中の祭祀は歳を重ねるごとに益々隆盛となり、天神信仰の大きな広がりを背景に現在では参拝者も年間150万人以上を数え、防府の天神様は防府の歴史とともに隆昌の一途を辿ってまいりました。

令和9年は御祭神菅原道真公が延喜3年薨去せられてより1125年という大きな節目の年に当たり、かかる年の春には御神忌(神さまになられて)1125年式年大祭を斎行致します。

天満宮では道真公に縁深い25年という数に因み25年毎に式年大祭を執り行っております。

これは氏子崇敬者の方々の大きな敬神の念により、天神様の御神慮をお慰めすると共に御神威の若返りを願い、氏子はじめ四季折々参拝される崇敬者の方々により大きな御神徳が戴かれることを懇願するものであります。

防府天満宮では、この時にあたり次の25年50年そして100年に視点を据えた上で、意義ある式年大祭記念事業を展開し、後世に向けて益々の天神信仰の発揚を念じ、創建以来の伝統と文化を伝えていくことが今に生きる私達の使命と考えております。

防府天満宮御神忌1125年式年大祭奉賛会より

必ず願いが叶う神社!最強な日本で最初の天満宮の天神様 防府天満宮の歴史

日本で最初の天満宮天神様の平安期からの歴史

梅を愛したといわれが残る菅原道真公を祀る天満宮の礎となる寺院は、ここ防府天満宮が「扶桑菅廟最初(ふそうかんびょうさいしょ)」といわれる、日ノ本最初に創建された天神様です。

5歳の時より、庭に咲いていた梅を愛でられてきたと伝わります。

18歳の時に文章生(もんじょうしょう:古代・中世に大学寮で中国や漢文学の歴史を教える学科、文章道)になり、33歳で文章博士となる学術を高めたといわれています。

とんとん拍子に出世していく菅原道真氏は、いよいよ帝の見立てで55歳で右大臣となりました。

時の天皇の宇多天皇(うだてんのう)の信頼が寄せられた、菅原道真公のそれを妬む貴族たちの中でひときは、出世を望む藤原基経(ふじわらのもとつね)氏は、道真氏に非常なライバル感を持っていました。

これも政略的に宇多天皇による二者を、ライバル感を維持することで、政を高めていく意図があったといわれます。

その後藤原基経氏の嫡男の藤原時平(ふじわらのときひら)氏は29歳の時に左大臣となり、右大臣の道真公とで醍醐天皇(だいごてんのう)を二人が補佐していくようになります。

醍醐天皇に道真公は重く用いられていました。

しかし藤原時平氏がここで悪者とされ、御上にあらぬことを吹きもみ道真公を左遷に追い込んだ論が先行していますが、実際はどうだったのでしょう?

もう一つの論では、右大臣道真公が歳も上のこともあり、あまりの傲慢な政を動かすこともあり、貴族等から嫌われていたことも考えられています。

そこに左大臣藤原時平氏に白羽の矢がたてられ、周りの貴族たちの反発意見をまとめた内容が御上の醍醐天皇に話しがとおり、「昌泰の変(しょうたいのへん)」となってしまい、大宰府に道真公は左遷されることとなっていった事柄が、現在は真実ではないかと考えられています。

しかし真実は古のことが如く、色々な御伽噺(おとぎばなし)衆のアレンジにより、奇麗に菅原道真公の悲劇のヒーローが歴史の根強く伝わってきておりますな。

どちらにしても今も昔も政治業界は、”♪さあ おいで タフな野郎は 根性ねえ~~やつは おさらば♬”ということですかね。

そのようなことで菅原道真公は、901年に大宰府に左遷がいいわたされてしまいます。

そして本州の地でもあるこの防府天満宮の地は、御上のおわす京に続く陸地でもあり、道真公は「此地末だ帝土を離れず願わくば居をこの所に占めむ」と話したと伝わります。

それは本州の御上が居られる京と地続きの土地であることで、この場所に住まいを構えて自分の無実の知らせが来ることを待ちたいと考えされますが、それは敵わぬ望みであって、この防府より早々に船出となり筑前国(ちくぜんのくに)太宰府へ送られていったということでした。

やがて大宰府に着くも、たった2年足らずで失意に落ちた菅原道真公は、903年にお亡くなりになってしまいました。

この周防国(山口県)に菅原道真公が、祀られた地にある錦帯橋のブログも別途投稿しておりますので、よろしければ後で読んで下さい。

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日本で最初の天満宮天宮様を巡ろう

今から1000年も前に最初に創建された天満宮がここ防府天満宮です。

儚くも冤罪によって住み慣れた京を追放され、太宰府に送られることとなった菅原道真公が、本州で最後に宿を取った場所がここ防府だとされています。

太宰府で道真公が亡くなった日に、そこに一つの光の御神光が現れ、ここに降りたといわれており、それをたよりに道真公を祀る天満宮が建てられました。

また、この由緒ある学問の神様の天満宮は、江戸期幕末の志士たちや長州藩に深いゆかりの場所にもなります。

一の鳥居より防府天満宮の表参道を進むと、右手に酒垂神社に夢叶う御神牛のそばには、暁天楼(ぎょうてんろう)が昭和58年に再建されています。

もともとは防府天満宮の門前にあった、藤村屋という旅館の離れにあった建物を移築したもので、山県有朋(やまがたありとも)が命名したものだそうです。

幕末当時は尊王攘夷(そんのうじょうい)が、志士の間では唱えられていて、この建物には長州藩を中心とした志士たちが密議を交わしたといわれています。

そこには歴史に顔出す吉田松陰(よしだしょういん)氏や久坂玄瑞(くさかげんずい)氏,高杉晋作(たかすぎしんさく)氏,伊藤博文(いとうひろふみ)氏に坂本龍馬(さかもとりょうま)氏たちが、この建物の2階で熱い密議をしていたという貴重な建造物が再建されております。

暁天楼の裏には、樹齢約800年と伝わる大きなクスノキがありますよ。

また向かい側には防府天満宮宝物館があり、国の重要文化財が小さいながらも納められており、そこには紙本著色松崎天神縁起絵巻(しほんちゃくしょくまつざきてんじんえんぎえまき)の一部がショーケースに展示されていて、鎌倉末期に描かれた絵巻を拝観することができます。

その松崎天神縁起絵巻は、当時の貴族や庶民の生活が描かれている所と、メインは勉学にも弓矢にも長けた文武両道の菅原道真公の栄光を描いたものでもあり、逆に大宰府へ送られるわびしさも描いた菅原道真公伝記とも呼べる作品です。

また道真公は亡くなると怨霊から雷神となり、京に落雷や嵐を起こし、都を脅かした有名な絵図もリアルに描かれています。

ここに描かれている雷神が、江戸期の風神雷神図屏風に描いた俵谷宗達(たわらやそうたつ)氏にも受け継がれていました。

総合的に松崎天神縁起絵巻は、防府の当時の生活や歴史となる出来事を描いた作品であり、たいへん貴重な日本の文化を知ることのできる絵巻として、箱と一緒に重要文化財に指定されています。

平成に大がかりな修理が行われ、今後も絵巻での歴史が100年200年も受け継がれていかれるようになりました。

なお1311年の銘がある奥書には、「この書物を持ち出したものに神罰が下る」とあるように、大切に保管されていかれて今700年もの年月を超えてきた書物であります。

他にも金銅宝塔や紫韋威鎧(むらさきがわおどしよろい),浅黄糸威褄取鎧兜付(あさぎいとおとしつまとりよろいかぶとつき),松藤蒔絵文台・硯箱(すずりばこ)などの宝物が展示されています。

さて、なかなかの大石段を上がると立派な門の、防府天満宮の楼門に着きます。

火災にや天災に何度となく見舞われた防府天満宮は、現在は平安時代の建物を昭和に入ってからの忠実に再建された形になっております。

とてもその空間は神秘的な面持ちになりうりまして、そして中心部へ入っていくと御本殿,拝殿,客殿も昭和期に再建されたものになります。

ぜひここでお賽銭も奮発して、受験の方は学問の神様をお参りをして、不思議なご利益もらってください。

そして客殿の先には神社でも珍しい建物が残っておる「春風楼(しゅんぷうろう)」があります。

何が珍しいかというと2重の塔の床下の吹き抜けのところに、装飾が彫られた飾りがあるという珍しき建物。

これは江戸時代後期に10代藩主毛利斉熙(もうりなりひろ)氏が、社頭に五重塔の建立を進めますが資金難に陥り、工事は途中で頓挫したという。

その後明治時代に入り、ようやく途中になっていた建造物を楼閣に変更して、上層に建てられる屋根下の装飾が、逆に魔除けのようにあしらわれた構造物が出来上がっています。

お台の板間に上がると防府の町並みが見える、良い風景が拝められます。

ぜひそんな変わった珍しい建造物を拝観していって下さい。


必ず願いが叶う神社!最強な防府天満宮にゆかりの毛利氏庭園もめぐろう

防府天満宮にゆかりの毛利氏庭園もめぐろう 毛利氏庭園

別途投稿してます、毛利家ゆかりの萩の観光についてブログも投稿していますので、興味あられたらこちらも読んでみて下さい。

萩の観光はつまらない?萩と津和野はどっちがいい?歴史が残る2つの観光地に行ってみよう!
萩の観光はつまらない?や萩と津和野はどっちがいい?という意見がよく聞かれます。 そんな意見も多数あるようですが、萩も津和野も歴史のある城下町で、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている町であり、私にはどちらも魅力たっぷりな場所だと思い...

さてこの防府天満宮のすぐそばには、周防国分寺がありそのお隣に毛利氏庭園が設けられています。

今もその名残もある萩往還という街道があり、江戸時代に萩より参勤交代や江戸に用があるときの道中に、長州藩士が必ず防府天満宮に立ち寄る道があります。

萩城から板堂峠がほぼ中間地点で、六軒茶屋跡も残っており、防府天満宮までおよそ53kmで結ぶ街道です。

この道を武士や藩士に庶民等は、どの様な想いを持って通ってきたのか、息づかいが聞えてきそうです。

その毛利氏庭園は、季節に応じて四季折々の花木で彩られ、春には桜~5月につつじ~秋のには紅葉といつの季節に行っても目を楽しませてくれる庭園を映してくれます。

大正期に設けられた毛利氏庭園は、立派な本門加入場し、整備された庭園とひょうたん池の景観に心癒されるでしょう。

毛利庭園内には書院造の毛利博物館があり、毛利公爵の本邸にふさわしい格式ある建物で、大正天皇や昭和天皇もご宿泊され、この庭園をめぐられたといいます。

昭和41年より毛利家の歴史ある書物や甲冑などの展示がされて、有料公開されてこんにちに結びついています。

毛利氏庭園・毛利博物館共通券:大人1200円,小中学生250円(特別展「国宝」開催期間中は1500円)

営業時間:9:00~17:00

☎0835220001

〒747-0023 山口県防府市多々良1丁目15−1

防府天満宮にゆかりの毛利氏庭園もめぐろう 周防国分寺

続日本書紀に記されているところより、起源は756年の始まりとされている周防国分寺は、金堂や伽藍、仁王門などがあり、室町時代にも焼失し、それを当時ここ防府を治める大内盛見(おおうちもりはる)氏や大内義興(おおうちよしおき)氏により修復,再建されたといわれています。

その大きな国分寺仁王門が、古の歴史を語るかのように建っており、境内には七重塔があったとされます。

その後、戦国期後半から江戸時代にかけて防府を治めた毛利元就(もうりもとなり)氏から始め、毛利家藩主の庇護(ひご)を受け、焼失や老朽を繰り返す国分寺の再建を程なくされて、現在へ受け継がれてきました。

例年4月の第一土曜日におこなわれる”聖天尊大祭”も盛大で、お炊きあげによるありがたい念仏が境内に響き渡り、縁日もにぎやかに出店が並びます。

そして国の重要文化財に指定されている金堂には、本尊藥師如来坐像や日光・月光菩薩立像に阿弥陀如来坐像,四天王像などの重要文化財の数々が安置されています。

ぜひお時間あればここ周防国分寺も歴史ある場所ですので、お立ち寄りしてみてはいかがでしょうか。

営業時間:9:00~16:00

☎0835220996

〒747-0021 山口県防府市国分寺町2−67



防府天満宮と毛利氏庭園へアクセス

防府天満宮と毛利氏庭園へアクセス 公共交通機関

〇公共交通機関(電車,徒歩)

・JR新大阪駅~JR新山口駅(山陽新幹線)

・JR新山口駅~JR防府駅(新大阪駅より約3時間)

・防府駅天神口(北口)から地域交流センターアスピラートを抜け、防府市立防府図書館を左に入り、山頭火ふるさと館辺りまでくればすぐ鳥居が見えてきます。

〇マイカー

・新大阪駅より国道423号線(新御堂筋)に入り、神崎川を越えて、ひたすら真っ直ぐ道なりに進み、県道9号線を過ぎたら箕面グリーンロードトンネルより箕面有料道路に入っていきます。

国道423号線をそのまま進むと、止々呂美料金所を抜け、新名神高速道路に入ります。

・新名神高速道路~止々呂美西大橋~六石山トンネル~猪渕トンネル~切畑トンネル~宝塚北SA~道場トンネル~神戸JCT(山陽自動車道)~三木JCT~淡河PA~三木JCT~三木SA~加古川橋~権現湖PA~志方東トンネル~志方西トンネル~谷内トンネル~城見台トンネル~増位山トンネル~広峰山トンネル~上大野トンネル~御立トンネル~書写山第1トンネル~書写山第2トンネル~白鳥PA~槻坂トンネル~龍野西SA~播磨JCT~相生トンネル~尼子山トンネル~目坂トンネル~清水トンネル~高山トンネル~福石PA~閑谷トンネル~稲坪トンネル~福富トンネル~奥吉原トンネル~熊山トンネル~保木トンネル~瀬戸PA~龍王山トンネル~馬屋トンネル~牟佐トンネル~宗谷山トンネル~笠井山トンネル~吉備SA~名越山トンネル~鼓山トンネル~岡山JCT~二子トンネル~倉敷JCT~酒津トンネル~水江トンネル~道口PA~阿坂トンネル~篠坂PA~坂田トンネル~郷分トンネル~山手トンネル~福山SA~赤坂トンネル~神村トンネル~美ノ郷トンネル~大羽谷トンネル~八幡PA~高坂PA~沼田川橋~本郷トンネル~日山地トンネル~竹原トンネル~入野トンネル~小谷SA~高屋JCT~西条トンネル~八本松トンネル~奥屋PA~志和トンネル~安芸トンネル~安佐大橋~武田山トンネル~沼田PA~広島JCT~石内トンネル~五日市トンネル~宮島SA~廿日市JCT~小瀬トンネル~関戸トンネル~城山トンネル~御庄トンネル~神之内トンネル~近延トンネル~玖珂PA~竜ヶ岳トンネル~下松SA~生野屋第1トンネル~生野屋第2トンネル~生野屋第3トンネル~生野屋第4トンネル~生野屋第5トンネル~末武川橋~平原トンネル~上馬屋トンネル~金剛山トンネル~桜谷トンネル~富岡トンネル~嶽山トンネル~中村トンネル~椿トンネル~富海PA~富海トンネル~大平山トンネル~天神山トンネル~防府大橋~防府東IC下車

・国道2号線の最初の信号を左折~佐波川(本橋)を渡る~クラシンクながさきでんかのある信号を左折~その先に山頭火ふるさと館があり~100mくらいに交差点信号を左折すればほぼ防府天満宮に到着です。

【高速道路をご利用の際は、ETCカードの差し忘れがないか再度ご確認ください】

新大阪駅 to 防府天満宮

防府天満宮と毛利氏庭園へアクセス 駐車場

〇天神山公園駐車場

大型駐車場で収容台数、約400台(乗用車,大型バス)の無料駐車可

〒747-0029 山口県防府市松崎町14-1

〇防府天満宮梅林駐車場

収容台数70台の無料駐車場

☎0835237700

〒747-0029 山口県防府市松崎町14-1

〇天神商店街駐車場

収容台数普通車80台も有料駐車場です

最初の1時間150円でその後の1時間~5時間は100円/1時間毎

5時間後は50円/1時間毎(24時間営業)

*商店街加盟店でお買い物があると駐車券がもらえる特典付きです。

☎0835382681

〒747-0034 防府市天神町2丁目-3-16

その他にもうめてらす北駐車場(15台)やうめてらす南駐車場(18台)に観光駐車場(22台)も朝9時から20時までの無料駐車場も周辺にあります。

必ず願いが叶う神社!最強な防府天満宮と毛利氏庭園を食べ歩きのランチ!防府天満宮と菅原道真公の梅まつり あとがき

学問の神様と呼ばれた菅原道真公の、天満宮と呼ばれる寺院は私の地元の川崎市にもいくつかあります。

色んな陰謀に巻き込まれながら、健気に人生を歩んだと云い伝えられる菅原道真という人に、敬意と愛着を感じる今回の旅になりました。

私もそろそろ60に届く歳になりますので、こういう道真公の健気さと学問の礎を造るような人間に成れんもんかと慮りますが、このまま平凡に時を過ごして老いていくのが世の末なんでしょう。

愚痴はさておいて、これからも歴史に興味ある所を投稿し続けて行きたいと思っています。

今回も最後まで私のブログにお立ち寄りして頂きありがとうございました。

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