弘前城の工事はいつまで?桜まつりの弘前公園(鷹揚園)へお城散策!弘前城天守が現在は工事中です!

毎年来る暖かな春はもうそこまで来ています。

待ちに待った桜の咲く季節ももうすぐです。

幕末まで残った青森県弘前市にそびえ立つ威信(いしん)に溢(あふ)れた3重櫓の城であり、全国的に有名な桜スポットでもあります。

このねぶた祭りでも有名な、青森県の弘前(ひろさき)公園(鷹揚園:おうようえん)のお城を弘前さくらまつりに因んで観光していきましょう。

しかし来てみたら桜はいいですが、あれ?でも肝心の弘前城の天守は現在どこに?

なに工事中?いつまで続くの、その工事と現在の現状は?

という事で、いつもと少し違った弘前城の風景も見られる時期ということもあり、弘前城の弘前公園(鷹揚園)のそんなこんなことも触れていきます。

どうか今回も最後までこのブログにお立ち寄りしてください。


弘前城の工事はいつまで?弘前公園(鷹揚園)で本丸天守は現在どこ?

二の丸から本丸に入る所にスナップポイントがありますね。

天守をバックに下乗橋(げじょうばし)を入れた風景に、内濠(うちぼり)に咲く桜が入ると映えます。

しかしこのブログを入力している時期の(2023,3月)は、弘前城に観光か散歩で来られた方は、あれ?と思うのではないでしょうか。

天守閣の建物が石垣の上にのってない、しかも二ノ丸広場の低い所に天守閣が何であるの?と。

それもそのはずなんです。

現状本丸東面(北側)石垣にはらみという膨れが生じ始めていて、大きな地震が起こると倒壊する危険性がありました。

そのことで弘前市は弘前城天守台石垣の修復の作業のプロジェクトをすすめています。

そして現在既存天守は、二の丸広場に今は一時仮移動されており、2023年以内で北側と南側石垣修復が終わらせて、また再建築される段取りになっています。

既存天守が石垣と堀から離れた二の丸広場に移動している姿は、何とも不思議な光景ですが、せっかく弘前城の観光に来られた方の現存天守を見ていただく配慮と受け取れます。

弘前城石垣の修復工事にはしっかりと足場を組むために濠も一時埋め立てられ、少しでも早い工期にと工事進行がされています。

ということで、ただ今は桜と弘前城天守のコラボスナップを撮るには、ちょっと違った景色で、また違った意味での思い出スナップが見られるでしょう。

ですが桜満開時期には、花見を楽しむのに忙しく、天守が一時石垣の上にのっていなくとも気にならないのでは⁉

*このブログ作成時は、弘前城本丸の石垣の修復工事中です。

2028年に向けて弘前城本丸がリニューアル工事が進んでいます。

ぜひしっかりと修復復元を進行してもらい、新たなる弘前城をさらにたくさんの方々に観光してもらえると思っています。

無事に工事をしっかり進めていただいて、復旧された弘前城をしかと観光し、やはり内部観光もしたいと誰もが思っています。

また、昨年には三の丸追手門と二の丸南門が無事修理を終えて、耐震化もしっかりなされて、銅瓦屋根もふき替えられ、白漆喰(しっくい)の壁も塗り替えられや入八双金物(いりはっそうかなもの)など門をささえる金具のさび落としの細かなところまで修復され、漆が塗りなおされ美観を整えられています。

その後に天守台に天守閣が戻されていく段取りになっています。

弘前城の工事はいつまで?桜まつりの弘前公園(鷹揚園)へお城散策!毎年恒例の桜とライトアップ

4月に入ると毎年植えられた桜が咲き乱れ、花見を楽しむことができます。

弘前公園内の約2600本の桜は、日本一の生産量を誇るリンゴの暫定技術を応用して管理しているそうです。

樹齢100年を超える染井吉野が何本もあり、その技術が光ります。

桜の種類は弘前城植物園を含めるとなんと58種類もあります。

弘前城の本丸北の郭だけでも、染井吉野(そめいよしの)や八重紅枝垂れ(やえべにしだれ)、枝垂桜、紅枝垂れ、子福桜(こぶくざくら)、松月(しょうげつ)、正徳桜と桜の案内写真などで照らし合わせないと、見分けがつかないくらいです。

そのくらい桜が咲き乱れ、あちらこちらで桜吹雪に酔いしれてしまう場所ですので、ぜひ4月の旅行を考えておられる方は、この弘前公園(鷹揚園)は必見ですよ。

また毎年さくらまつり期間の4月20日頃~5月5日かあたりまでは桜の時期の恒例で、日没から夜の22時までライトアップもされます。

遅咲きの桜も見れますので、これからの方もあきらめずに足を運んでください。


弘前城桜まつり弘前公園(鷹揚園) 最長寿のソメイヨシノ

弘前公園内には、300本近くの樹齢100年を超えたソメイヨシノがあるそうです。

その中に「弘前公園最長寿のソメイヨシノ」が、弘前城二の丸東門の近くで、毎年見事に桜の実を咲かせています。

旧藩士の青森りんごの先駆者菊池楯衛(きくちたてえ)氏から1882年(明治15年)に寄贈された最長寿ソメイヨシノになります。

今年も華やかに桜の花を咲き誇らしてくれるでしょう。

その他二の丸内には、関山(かんざん)や普賢象(ふげんぞう)、霞桜(かすみざくら)、東錦(あずまにしき)、山桜、大山桜が花を咲かせています。

ぜひこの季節に観光散策して日々のあく抜きをしに行きたいものです。

弘前城桜まつり弘前公園(鷹揚園) 弘前城植物園

4月中旬の弘前さくらまつりに合わせて、三の丸庭園や園内のカラーが変えられるようで、弘前公園内の無料拝観の所では咲いていない桜が、この弘前城植物園には咲きます。

染井吉野はもちろんに、淡墨桜(うすずみざくら)や陽光、一葉、おかめに大寒桜(安行寒桜)、楊貴妃、飯田吉野などなど53種の桜が花を咲かせています。

まだ見たことも聞いたこともない桜の博物館といった感じで、桜をじっくり拝観できる場所です。

拝観料:大人320円 小人100円

追加 弘前城の工事はいつまで?いよいよ天守閣の移築工事へ

本丸石垣の耐震補強工事により、2015年度より天守を曳屋(ひきや)で移動して、石垣の解体工事が実施されてから約10年が経過しました。

2024年いっぱいでその石垣工事も、しっかり積み直され完了する予定で、延期もありましたがその段階に差し掛かっています。

その石垣工事が完了すれば、いよいよ2025年度には二ノ丸広場に置かれた天守閣が元の天守台に再移動されることとなります。

このことは市が文化庁とも協議して、天守がのっていた部分の石垣の積み直しを2022年に始め、2024年いっぱいで終了すると。

しかし天守が元の天守台の位置に戻るのは、2026年度となる見通しと明らかになっています。

期間が長引くのは、熊本地震を受けての対策で耐震対策工事が追加され、天守閣の曳戻しは2026年度とスケジュール変更がされています。

最終的に2027年度に本丸外構部の整備がされれば完了となります。

楽しみな下乗橋から望む天守の姿を見られるのは、もう少し先になりますが、後世に歴史を伝えるうえでも、こうしたしっかりとした修繕工事は、他の県や市でもお手本となる構成だと思います。

お城ファンの私もエールを、弘前城修繕に関わる方々に送りたいと思います。

弘前城の歴史を簡単解説

津軽為信(つがるためのぶ)氏により1600年の関ヶ原の戦いで、徳川軍に就き公を挙げ、4万7千石の藩主となり、今の弘前(旧鷹岡)に居城の築城を始める。

為信氏は築城途中で病死し、1603年に築城開始していたが中断し、2代目津軽信枚(つがるのぶひら)氏が1609年に再開させ、1年1か月ほどで急ごしらえで築城させました。

しかし寛永4年に落雷により5層6階天守が炎上してしまい、城内にあった火薬が爆発して、本丸御殿やその他の櫓なども焼け落ちてしまいました、

その後9代弘前藩主の津軽寧親(つがるやすちか)氏の時に、三層櫓を新築することを幕府に願い出て、本丸に現在見られる3層3階の御三階櫓の天守が建てられました。

その1810年に築城された天守が現存し、弘前城の歴史を引き継がれてきました。

明治時代に入り廃城令で弘前城もその渦中となり、本丸御殿や武芸所などが取り壊されましたが、三の丸が陸軍兵器支廠(りくぐんへいきしょう)が置かれました。

明治36年にたくさんの桜が植えられ、桜の名所となり、皇太子だった大正天皇に公園を「鷹揚園」と命名しました。

時代を経て現在遺構は天守や石垣、櫓、門、土塁などが残りました。

国の重要文化財に天守、辰巳櫓(たつみやぐら)、丑寅櫓(うしとらやぐら)、未申櫓(ひつじさるやぐら)、三の丸追手門、三の丸東門、二の丸南門、二の丸東門、北の郭亀甲門が指定されて、弘前公園はたくさんの方たちに愛されて今も受け継がれています。


弘前城桜まつり 交通アクセス

〇マイカー

弘前城は津軽富士とも呼ばれる、標高1625mの岩木山も望める山間で、岩木川の付近には醸造用水の湧き水もある、山からの恵みのある場所にあります。

7号線弘前バイパスを囲むようにJR奥羽本線が通り、その奥羽本線の「JR弘前駅」から現在の近代化されたビジネスホテルやヒロロショッピングモールにイトーヨーカドーがある城下町を通っていき、県道17号線を道なりに弘前城へすすみます。

土淵川を越えればすぐ目の前になります。

また弘南鉄道大鰐線の「中央弘前駅」がより城跡公園に近い位置にあります。

中央弘前駅をでて土淵川を沿って、3号線にむけて歩き桜大通りを通るような方向になりますが、土淵川から弘前公園の景色が見えるので、道に迷うことはないでしょう。

弘前公園の最寄りバス停は、「市役所前公園入口」または「文化センター前」になります。

お車だと、東北自動車道が仙台や青森にアクセスできるようになっており、大鰐弘前(おおわにひろさき)インターで降ります。

そこから国道7号線を弘前市街へ向かっていくルートになります。

高速道路を降りて7号線を30分くらい(10km弱)走ると掲示板が見えます。

弘前さくらまつりの時期は、渋滞はどうしても否めませんので、早目の到着のお時間を選んでお出かけ下さい。

*お出かけの際、ETCカードの差し忘れがないことをご確認ください

〇公共交通機関(電車)

JR秋田駅~JR弘前駅:奥州本線青森行き

・弘前駅中央口より31号線経由で徒歩なら30分(あるいは弘前城の巡回バス100円があり)

弘前城 駐車場

乗用車の駐車場は、弘前さくらまつりの際は2時間毎500円が相場です。

弘前市立観光館駐車場:30分/100円と比較的安定した料金で駐車することができます。

追手門広場にあり88台の収容できるスペースがあり、公園にも近く便利です。

営業時間:9:00~18:00

☎0172375501

青森県弘前市大字下白銀町2-1

弘前市役所駐車場

大手門通り西の近くに完備

営業時間:7:00~21:30

1時間無料:その後は30分/100円

☎0172351120

青森県弘前市上白銀町1−1

無料臨時駐車場もさくらまつり時期には完備され、富士見橋上流にある富士見橋臨時駐車場と岩木橋上流の岩木橋臨時駐車場の2か所が設定されます。

ただ毎年臨時駐車場の期間設定がありますので、弘前さくらまつり情報は”弘前市観光政策課 や弘前市立観光館”などへご確認ください。

☎0172351128

@お車の方は、さくらまつり期間は交通渋滞が必ずありますので、事前の状況確認をしてお出かけください

弘前公園(鷹揚園)あとがき

歴史が上塗りされこの城も、戦国の世や幕末にかけて戦や尊王攘夷(そんのうじょうい)があり、明治維新や第二次世界大戦など色々苦難を経て、受け継がれていきました。

これからも弘前城の歴史を100年、200年と未来の人たちに伝え残していってもらいたいものです。

私も若い時にスキー場へ行くのに、青森方面まで四駆のマイカーで行ったものでしたが、悔しいことにその頃の自分は、歴史のことよりもスキーに夢中でした。

機会をつくって必ず外からだけでなく弘前城城内に行って、リベンジをし改めて生のブログを載せたいと思います。

これからもまたお立ち寄りよろしくお願いします。

弘前城周辺のおすすめなお店 おまけ

弘前城内の鷹揚園にも、喫茶の出店が三店舗ありますが、1日ゆっくり散策しながら、弘前城周辺のカフェでくつろぎタイムをしてみては?

弘前城周辺のカフェ 喫茶室baton

どのメニューも美味しそうで迷ってしまいます。

という口コミもあるくらいの人気メニュー、「喫茶室baton」を休憩やランチにパンケーキあるいはビーフシチューなどに美味しくいただけます。

弘前市民会館側にお店はあります。

営業時間:11:00~17:00

☎0172888928

青森県弘前市下白銀町1−6 弘前市民会館管理棟 M2F

弘前城を食べ歩き クラフト&和カフェ 匠館

ランチに”スープのおばんざい定食”が人気メニューです。

クラフト&和カフェ 匠館」は和風なメニューが主体で、和風パフェ、自家製フルーツシロップを使用した本格かき氷もありますよ。

お店は旧藤田家別邸側にあります。

営業時間:9:30~16:30

☎0172366505

青森県弘前市上白銀町8−1 考古館 1階

弘前城を食べ歩き 大正浪漫喫茶室

藤田記念庭園の庭を眺めながら、”りんごとバニラアイスのガレッド”アップルパイに舌ずつみしてしまうスイートカフェ「大正浪漫喫茶室」がおすすめ。

甘いもの好きな女子も男子も行ってみて、叫ぼう、「甘ーい」。

営業時間:9:30~16:30

☎0172375690

青森県弘前市上白銀町8−1 藤田記念庭園洋館 1F

弘前城下町を食べ歩き スターバックス コーヒー 弘前公園前店

いやあ~ここでもみつけてしまいました。

西へ東へと着実にそのシェアを広げるスターバックスコーヒージャパンは、弘前公園の目の前の古民家をリニューアルオープンさせた古風溢れる弘前公園前店です。

登録有形文化財のこの建物は、旧第八師団長官舎(弘前市長公舎)だったところであり、窓際からは三ノ丸大手がみれます。

もはやレトロ感のあるこの店内で朝食に入っても、ランチでも落ち着いた心地でフラペチーノがいただけますよ。

シックな気分で、食事やコーヒーブレイクが棲んだら、スナップも忘れずに。

営業時間:7:00~21:00

☎0172394051

青森県弘前市上白銀町1−1

弘前城下町を食べ歩き 成田専蔵珈琲店 城東店

当時幕末には、たくさんの藩士がここ弘前城の警護にあたっていました。

当時にはやり病の「浮腫病(ふしゅびょう)」が蔓延し、珈琲の成分がこの病に良しとされて、お薬として大切に飲まれたという「藩士の珈琲」が再現されていて、この珈琲店では実際に飲むことができます。

珈琲豆をすり鉢ですって、細かくしたところで茶筒でこし飲んだといわれる工法で召し上がれます。

なんともいいがたい、100年前の藩士が行って飲んだ珈琲をのやり方を体感しながら、香りと味も楽しめるのは、味わい深いものがありますね。

営業時間:10:00~18:30(木曜定休)

☎0172282088

青森県弘前市城東北2ー7ー4


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