松本市といえばやっぱり「松本城」がみなさん出てくる観光場所と思われます。
それもそのはずで、信濃国(しなののくに)に松本城は築城されて、複合連結式層塔型5重6階の天守閣が現存する12天守の一つで、国宝にも指定されているまさしく松本市のシンボルですね。
天気の良い日には、大内堀の水面に映る逆さ松本城がインスタ映えに人気です。
その松本市の松本城の城下町の見どころや歴史のエピソードに、松本城城下町周辺の食べ歩きの観光をしていく参考におすすめなお店を紹介していきます。
また信濃国の乱世の戦国歴史になぞられている、武田信玄(たけだしんげん)氏ゆかりの観光の穴場の安曇野(あずみの)へも足を延ばしていきます。
日帰りとは行きませんが、ぜひ1泊2日の観光の旅とさせていただいて、松本城の城下町を食べ歩き練り歩きをしていただけるような内容にまとめていきます。
ぜひ今回も最後までこのブログにお立会い下さいませ。
松本城城下町を食べ歩き!松本駅周辺も食べ歩き練り歩き!
テレ朝の月曜日の夜7時からに放送の「帰れマンデー見っけ隊!!」では、松本城下の縄手通りなどをタカアンドトシさんとともに、石原良純さんと田村淳さんに谷まりあさんと食べ歩きをしていました。
ほかにも良いお店がたくさんありますが、その一部おすすめのお店を紹介していきます。
松本城の城下町を食べ歩き!割烹 松本館
さてさて、まずトップバッターに選んだのは、やはり「帰れマンデー見っけ隊!!」でも紹介された、松本館ですね。
開業明治23年の開業の老舗で、有形文化財に指定されている、鳳凰の間がある料亭です。
心のこもった料亭の味を堪能してみませんか。
お昼は限定コースになります。
松花堂弁当(5500円)に季節の彩り膳【すみれ】(6300円),季節の彩り膳【あやめ】(8140円),季節の彩り膳【さくら】(9350円)などがあります。
お食事には、人数に合わせたお部屋と、事前の予約が必要になります。
営業時間:11:30~14:30 17:30~22:00
☎0263328000
〒390-0873 長野県松本 市丸の内7−39
松本城の城下町を食べ歩き!小昼堂 cohiludo
次はここ小昼堂です。
外の通りには湧き水の宝庫ならではの井戸があって、おいしい天然水を使ったものがいただける期待感が持たれます。
一見店内に入ったら、真ん中に大きなテーブルが置いてあるので、お料理教室のクッキングラボと勘違いしてしまいました。
それもそのはずで、ゆったりとした動線があって、まるで広いキッチンを感じさせる店内と思ってしまいました。
お店おすすめは、山椒みそぶっかけ蕎麦(冷):1200円に信州麦とろろ蕎麦:1400円や豚バラやレタス・ネギが入った黒豚蕎麦:1600円,自家製かもだんごと長葱が入ってる鴨団子蕎麦:1700円です。
ランチタイムは、お蕎麦+350円でお好きなおやきを1個選べますよ。
そのOYAKIは野沢菜・きんぴら・ポテトチーズ・茄子ふき味噌・中華ビーフン・豚ねぎ味噌・キーマカレー・ラムレーズンカスタード・つぶあんくるみがあります。
どれもうまそうで、つい追加で単品を注文してしまいます。
営業時間:11:00~17:00(水曜定休)
☎0263883291
〒390-0874 長野県松本市大手3ー5ー11
松本城の城下町を食べ歩き!和食そば処たかぎ
気さくな大衆食堂風なそば処たかぎの人気メニューは、天ぷら付きのそば定食(2000円)や天ざるそば(1600円)に女性に大人気な鴨ねぎせいろ(1250円)などそば好きあつまれなお店です。
他にも馬刺し(1250円),蜂の子(620円),イナゴ(370円)などなどのお酒には欠かせない一品もあります。
なんと屋上は、雨除けのガラス天井張りにもなっていて、まるでビアガーデンそのもので、夕暮れの松本城を見ながら食事が楽しめるのがぐーです。
営業時間:11:00~15:00 16:30~18:00
☎0263331039
〒390-0874 長野県松本市大手3丁目5−12 たかぎ民芸ビル2F
松本城の城下町を食べ歩き!信州城下そばと天ぷら やまとう
コースの色とりどりコース(季節の変わりそば・薄盛り・季節の天ぷら・ダッタンそば茶プリン付き:2200円)や城下そばコース(つぶら揚げ・馬刺し・そば豆腐・季節の天ぷら・ダッタンそば茶プリン付き:2860円)はいう事ない昼からの贅沢なランチです。
そのほかにももちろん冷そばに温そば,ぶっかけそばに丼もんもあります。
日本そばには日本酒が合うので、日本酒飲み比べセット(1100円)はいっておきたくなりまさ~ね。
営業時間:11:00~16:00(木曜定休)
☎0263323733
〒390-0876 長野県松本市開智1ー1ー27
松本城の城下町を食べ歩き!八十六温館
八十六温館(やとろおんかん)と聞くと、温泉旅館を思い浮かべてしまいますが、ここは明治20年創業の松本ホテル花月の喫茶店です。
店内はその風情を残した明治,大正ロマンが感じられるタルトや手作りケーキがいただけるお店です。
昭和にはまだまだこういう喫茶店が残っていたと思う昔ながらのプリン(400円)やコーヒーゼリー(400円)にランチタイムのハッシュドビーフ(1000円)やサラダ付きカレーは懐かしい味にほのぼのです。
モーニングのトースト,サラダ,目玉焼きまたはスクランブルエッグに紅茶かコーヒー付き(1500円)も昔ながらで松本城観光に早く着いたらここで朝ごはんに来るのもベターですね。
営業時間:8:00~17:00(土、日曜は7時より営業)
☎0263320114
〒390-0874 長野県松本市大手4ー8ー9
松本城の城下町を食べ歩き!cafe SENRI(茜里)
ランチプレートやちょこっとソフトクリームやクレープをいただくのに気さくに立ち寄れるお店です。
店内は大きくはないですが、すっきり整ったカウンターから作業スペースがオープンなところも来店客には、クリーン感があって安心できます。
アイスクリームはロイヤルスウィートバニラ(500円)が定番ですが、地元ならではの信州産りんごの花の蜂蜜とそばの花の蜂蜜(580円)が魅力なメニュー。
アイスオン・クレープもいいし、世界チャンピオンのパティシエと作ったカスタードアップルパイ(500円)の大きな看板に興味惹かれて思わずオーダー。
営業時間:10:00~18:00(水曜定休)
☎0263335868
〒390-0811 長野県松本市中央2ー9ー11
松本城の城下町を食べ歩き!スターバックスコーヒーMIDORI松本店
シアトルを拠点とするコーヒーチェーン店ですが、なんとここにも、うがっ、という感じです。
すでに松本城は4つの砦に囲まれ南側は抑えられていて、虫の剝いでる場もありません。
ということで、スタバが松本城周辺には4店舗もあって、まずこの松本の要というべきJR松本駅のお城口に位置する駅なかの場所に1店あります。
駅ビルの店舗なので、通路からは店内はガラス張りでオープンなつくりは、回転率を上げるしくみかもしれないが、城の砦としての防御が軽い!
これではたくさんの兵隊(通勤のサラリーマン)に城の中にやすやすと入られてしまう構造です。
営業時間:7:00~22:00
☎0263318571
〒390-0815 長野県松本市深志1ー1ー1 MIDORI松本店
次の砦はやや西南側に構えた国道19号線と国道158号線の境界線のところにある”なぎさライフサイト”というショッピングモールの中に入っての構えです。
店内はこれまた外面はガラス張りで、スケルトンで、通行人からは見られ放題な造りで、防御性などあったもんじゃない。
何て風通しのいい店なんだ!
営業時間:7:30~23:00
☎0263240552
〒390-0841 長野県松本市渚1ー7ー1 なぎさライフサイト
ここはイオンモール松本のショッピングモール内の2階に砦を構えたことによって少しは防御性は確保されていますね。
しかしやはり広い空間にはあまり壁がなく、バリアフリーな造りで、これでは敵(お客様)が攻めてきたらすぐ店に入られてしまう。
ここも風通しと、いい空間を意識しているのか、全く防御性からは30店からなる砦だ!
営業時間:10:00~21:00
☎0263371025
〒390-0811 長野県松本市中央4ー9ー51 イオンモール松本
そして4つ目の砦は松本城東南の女鳥羽川を堀として、市道2057号線が通る
繁華街といった位置にしていて少しは防御性にいいのか、、、
しかし兵たちは、TUTAYAとやらとのコラボ店になっていて、だらだらとフラペチーノを飲みながら本なんかリラックスして読み腐って、ええい!だめだだめだ、兵の士気ができてない!
ということでこの開放的で、それぞれこの4つの砦は、あまりにも風通しが良い空間に造られてしまっているので、お客さんも気兼ねなく出入りできるような、スタイリッシュな構造になっています。
ですから当分の間、いや一生松本城を攻め落とすことはできないでしょう。
しかしお客様を満足させられることができる、スタバが松本城周辺には4つもありました。
営業時間:9:00~23:00
☎0263381101
〒390-0803 長野県松本市元町1ー2ー1
松本城の歴史と城下町の見どころと遺構も観光しよう
松本城の城下町の見どころと観光 松本城ライトアップの桜と時間
毎年12月中旬から翌年2月14日あたりまで開催されています、松本城イルミネーションで彩る百花繚乱(ひゃかりょうらん)は、松本城の幻想的な魅力を現代的に魅せた必見のイベントです。
石垣から5重6階の天守が、「松本市イルミネーション」がEPSON社主催のデジタルアートが大迫力で演出されます。
16時半以降は天守の本丸庭園には入城することは出来ませんが、内堀周辺から見られる景観は1度は見てみる価値がありです。
また、桜シーズンの4月上旬から4月中旬の短い期間ですが、同じく日没時間から22時までライトアップで桜が彩ります。
これは夜の散歩や盛り上がるカップルの松本市を歩くのには、事欠かない素晴らしい時間になることだと思います。
松本城の周辺の見どころを観光 なわて通り商店街
まずは松本城の見どころの周辺観光には、縄のように長い土手に出来た縄手の通りに、江戸情緒の雰囲気を感じさせています。
このなわて通り商店街は、活気ある通りでして、カエルをモチーフにした飾りや土産屋とたくさんのお店,カフェなどが連ねる商店街です。
玄関口にガマ侍に松本かえる祭りのモニュメントがお出迎えしてくれます。
大手交番のお巡りさんが見守ります。
むかえには古美術かみじょうがあり、次にファッションアクセサリー店我逢人に続いてガラスと雑貨のお店あ~す,宇宙堂ナワテ店と並んで、いい匂いがしてきたかと思うと、矢沢鯛焼店です。
むかえには雷神堂松本ナワテ通り店で米菓子のお店です。
ここで少し休憩で、四柱神社の大鳥居の前にはなわて若がえりの水が湧き出ています。
飲料水として、ペットボトルなどで汲んで持ち帰って料理に使いましょう。
和装いろはでカップルのデートにレンタル着物で城下を歩いてみてはどうでしょう。
ここは長屋になっていて、ギフトショップギャラリー玻璃珠と雑貨店チキチキバンバンがあります。
向かいのお店を忘れてはいけません。
なつかしの駄菓子屋さん井箟商店のマヨネーズの容器のようなチューチュープリンは病みつきになります。
隣はシックなCAFE SWEET縄手本店なオープンなアイスクリーム店のマウント デザート アイランド アイスクリーム松本があります。
その隣のリヴァージュ松本縄手には、信州特産のお店えんは安曇野手切りわさび漬けがおいしい、隣は、やまゆう生花店,雑貨店WABISABIとあります。
隣の建物は、越中屋青果店です。
フルーツ専門手にはメロンのミルクスムージやオレンジスムージなどもいただけます。
そのむかえには、蛙大明神があって、となりの長屋はいいにおいのたい焼きふるさと,和のセレクトショップ和来,うどん屋じゅげむに、飲んべにはたまらない焼き鳥や鳥富と居酒屋ちくまと続きます。
むかえの角にはCAFE&BAR COOと空とありそのさきと奥にも色々なお店が連なっています。
車は通れない歩行者専用ストリートになっていて、距離はそんなに長くはないですが、松本城の観光に来た時には、この通りも立ち寄ってみたい賑やかなストリートです。
以上なわて通り商店街の駆け足でご案内しました。👣
〒390-0874 長野県松本市大手3ー4ー3 松本M―1
松本城の周辺の見どころを観光 松本市時計博物館
次の松本城の周辺の見どころは、外観の角に立てられている大きなのっぽの古時計をイメージしたかのように、その松本市時計博物館の時計はしっかりと時を刻みます。
昭和49年、古時計の研究者であり技術者でもあった本田親蔵氏(1896〜1985)は、生涯をかけて収集した貴重な和洋の古時計コレクションを、人びとに永く親しんでいただきたいと願い、松本市へ寄贈されました。以来本田コレクションは、松本市立博物館を代表するコレクションのひとつとして人気を集めてきました。その後、市民から寄贈していただいた時計もコレクションに加わり、より充実した内容となったことから、さらなる活用を目指して、松本市時計博物館が開館することになりました。
まる博松本市時計博物館 案内より
約110点の古くからの時計の数々が、今も時を刻み続けています。
1階から3階まで心ゆくまで時を刻み続ける時計の世界に酔いしれて下さい。
営業時間:9:00~17:00(月曜定休)
入館料:310円
☎0263360969
〒390-0811 長野県松本市中央1ー21ー15
松本城の周辺の見どころを観光 城下町に残る井戸跡や城郭の遺構
松本城の城郭だった場所が、現在城下町のようになっている市街地には、いくつかの井戸の遺構が残されています。
城内に近い所からですと、二ノ丸裏御門橋の辺りには、いくつかありまして市役所北の信号のそばにカトリック松本教会があり、その建物の地蔵清水と呼ばれる井戸跡があって、今なお清水をたたえております。
またその近くにも3カ所の井戸があって、葵の井戸と北馬場柳の井戸、そして松本城総堀跡のそばには、北門大井戸が残っています。
反対側にある松本神社の境内にも、松本神社前井戸もあります。
少し離れて上土通りの横に東門の井戸もあり、こちらもしっかり湧き水をたたえています。
その他にも大名小路井戸や大名町大手門井戸に中町蔵の井戸,西堀公園井戸,源智の井戸,日の出の井戸とたくさんの湧き水の出る井戸があります。
このように今も信州の山岳からの水の恵みが湧き、水質も良いので飲料水としても安心して頂けるよう検証表記もあります。
ここはお城マニアの趣向になりますが、四柱神社も近い縄手通り商店街の市道1059号線に渡る千歳橋周辺は松本城惣構大手門枡形跡が道路の形にも残っていて、千歳橋は当時大手門に大手橋があった場所になります。
千歳橋が渡る女鳥羽川(めとばがわ)の周辺には、大手門の遺構で川に沿って石垣がの遺構が残っています。
西総堀土塁公園もそばにあり、土塁の跡がアートのように残されています。
このように今は姿が消えてしまっていますが、松本城の城郭はかなり大きなものだったことがうかがえますね。
そんな松本城の周辺の見どころをご紹介しました。
2ℓか500㎖の空のペットボトルなどを持参して井戸の観光をしてみては。
*2025年4月より、松本城の拝観料は耐震対策の財源に充てるなどしていくことで、松本市は現行大人700円のところ、電子チケット1200円,紙チケット1300円に値上げされることになっています。
小中学生も300円から400円に価格改定になるとのこと。
国宝を維持していくことは、管理や修繕にお金がかかるんですね。
しかし今後、松本城の外堀の復元も予定に入っていて、数年かけて整備事業にあたり、36億円以上の市財源が必要と、読売新聞社などで伝えられています。
個人意見としては、拝観料アップはちょっと厳しいですが、松本城のグレードアップには賛同です。
松本城と武田信玄ゆかり戦国歴史の地をめぐる
松本城と武田信玄の戦国歴史
時は戦国!
風雲の勢いで甲斐武田は信濃国に勢力を延ばし、1500年前半に信濃守護の小笠原氏が林城が築城されておりましたところが通り道ともいう行路でありました。
この一帯は、武田晴信(たけだはるのぶ:のち武田信玄)軍の信州城攻めの通り門であり、この林城や深志城も標的になり、1550年に落城して小笠原長時(おがさわらながとき)氏はこの地を追放されます。
甲斐武田の名代として、馬場信春(ばばのぶはる)氏が松本城前進になる深志城を築城し、護りについたのが始まりとされています。
その先武田軍は、強敵となる小県(ちいさがた)の村上義清(むらかみよしきよ)氏や越後の龍といわれた長尾景虎(ながおかげとら:のちの上杉謙信)氏と長い戦(いくさ)をしていきました。
世にいう”川中島合戦(かわなかじまのかっせん)”です。
しかしその後5回に及ぶ川中島合戦は死闘を繰り広げていくことになりますが、両者決定的な勝敗はつかず、その後上杉謙信(うえすぎけんしん)氏が49歳で武田信玄氏より先にこの世を去ります。
その後武田信玄氏は、織田信長包囲網の要(かなめ)になるべく、京を目指しますがその途中で病に倒れ、時代は変貌していき、織田信長(おだのぶなが)氏から豊臣秀吉(とよとみひでよし)氏に続き、徳川家康(とくがわいえやす)氏と世代は移り変わっていきました。
徳川家康氏が太閤秀吉公の小田原征伐が成し遂げられた後、三河国(みかわのくに:現在の愛知県周辺)から信濃国と武蔵国(むさしのくに)すなわち関東移封され、江戸城を拠点とした際、深志城に徳川家臣の石川数正(いしかわかずまさ)氏を派遣し松本城として大きい城郭にさせていきます。
余談ですがここでふれた川中島合戦死闘のブログを投稿もしていますので、興味持たれたらこちらもみて下さい。
石川数正と松本城のそれからの歴史
さて、徳川家臣の石川数正氏によって、武田氏滅亡後に残った深志城を戦国期の装い新たな水堀や櫓で周囲を固めた、松本城が1591年に築城されます。
この頃、徳川家臣だった石川数正氏は、所領加増で太閤である豊臣秀吉氏に走り、あることか徳川家を出奔(しゅっぽん)してしまいました。
このことは、徳川家康氏にとっては内部事情をよく知る重臣でしたので、この出来事はかなりの大打撃だったと記されています。
これにより5重6階連結式望楼型の石落としなど防御性にも優れた天守を含め、城下も整備されました。
このことは徳川家康氏を裏切ったことによって、徳川軍に対しての戦備えもあったとされています。
しかしながら石川数正氏は1592年とも1593年のあたりで、病に臥せってこの世をあっけなく去ることになります。
やがて1600年の関ケ原の戦いにて、徳川東軍が石田三成(いしだみつなり)氏が率いる西軍を破り、徳川幕府の江戸時代になります。
そして大阪城冬の陣,夏の陣を経て、対抗する豊臣家を討ち崩し、徳川家による政が安泰となり、武功を挙げた松平康長(まつだいらやすなが)氏が、巡り巡って松本藩士となります。
その時期に第3代征夷大将軍だった徳川家光(とくがわいえみつ)公が、甲斐善光寺に参拝する途中に松本城に寄るという内意があり、その際に松本城天守閣にお殿様の宿泊施設となるものを増築を施させ、辰巳附櫓(たつみつけやぐら)に月見櫓(つきみやぐら)と乾小天守(いぬいこてんしゅ)が設備されました。
その姿が、現在にも残る松本城5重6階連結式望楼型天守の形です。
また明治期には、ここ松本城も不要な長物として破却の危機にさらされましたが、松本市住民が城を残させようとする強い動きがあり、副戸長を勤めていた市川量蔵(いちかわりょうぞう)氏という方がこれに同調し、多大な資金を住民の寄付などから集め、松本城の破却から護りました。
しかし明治30年頃に天守が大きく傾いてしまい、松本城はまた危機に直面しました。
その時、長野県松本中学校長を務めていた小林有也(こばやしうなり)氏の強い訴えで、松本城明治の大修理が行われ、天守台の指示柱の腐りが原因だったことが解かっています。
この時天守台の石垣の修復も取り行われ、松本城天守は蘇りました。
松本城に伝わる伝説
さらに松本城にはたくさんの伝説があります。
牛つなぎ石伝説や松姫伝説に松本城ぬけ穴伝説などまだまだありますが、そのうちの二十六夜神伝説がありまして、本丸御殿の夜中の護りをしていた家来の前に緋の袴(ひのはかま)をつけたそれはおきれいなお姫様が現れたという。
お姫様は、錦の袋をその家来に渡してこう伝えたという。
「これから、二十六夜様をまつり、米3石3斗3升3合3勺を炊いて祝えばお城は栄えていくでしょう。ただし、この袋の口は決して開けてはなりません。」といい残して天守の上の方へと消えていったという。
そのことを松本城に入城してきたばかりの戸田康長(とだやすなが)城主に知らせました。
家来のいうとおりに康長氏は、松本城天守の6階の梁の上に二十六夜様をお祀りして、翌月の1618年の2月26日から毎月26日におもちを供えて、おまつりしたそうです。
その後享保12年に本丸御殿が火事にみまわれますが、天守がその火事で焼けなったのは二十六夜様のおかげだといい伝わっています。
そうしたことが折り重なって、今も松本城天守は存続されてこられたのだと思います。
また朱色の埋橋(うずみばし)は松本城天守の昭和の解体修理が施された際に架けられました。
本来埋門には、敵の移動を妨げる足駄塀(あしだべい)があったことの歴史をなぞって観光用に埋橋は架けられたようです。
この埋橋を背景にした松本城天守がインスタ映えにいいのです。
松本城へアクセス
公共交通機関(電車,バス)
・JR東京駅~新宿駅(中央線快速 高尾行)
・バスタ新宿~松本バスターミナル(新宿~松本)
・そこより徒歩で松本城へ向かうか、バスで松本駅お城口~税務署口で行く方法とがあり(全:約3時間50分)
マイカー
・東京駅より大手門を通り、神田橋料金所より首都高速にのる~神田橋料金所~竹橋JCT~西新宿JCT~高井戸IC(中央自動車道)~八王子料金所~八王子JCT~小仏トンネル~藤野PA~EXPASA談合坂~斧窪第1トンネル~斧窪第2トンネル~中野トンネル~大月トンネル~浅利トンネル~大月JCT~初狩PA~笹子トンネル~釈迦堂PA~境川PA~双葉SA~双葉JCT~八ヶ岳PA~中央道原PA~諏訪湖SA~花岡トンネル~岡谷JCT
・岡谷JCT(長野自動車道)~塩嶺トンネル~みどり湖PA~松本料金所にて高速道下車~国道158号線へ()
・国道158号線~奈良井大橋信号左折~松本市道8024号線~松島橋信号右折~県道320号線~JR北松本駅より松本市道1517号線~大手2丁目信号左折~松本市道1056号線に入ったところの右側が、松本城西不明門跡付近になり到着。(約3時間)
*お出かけの際、ETCカードの差し忘れがないことをご確認ください
松本城周辺の駐車場
〇松本城臨時駐車場
営業時間:8:00~17:00(週末,祝日の開放)
料金:普通車1回300円 バイク1回100円
〒390-0875 長野県松本市城西2ー5ー20
〇市営開智駐車場
営業時間:8:00~17:00(収納台数:普通車117台)
料金:最初1時間200円 以降30分おき100円
☎0263396650
〒390-0876 長野県松本市開智1ー1ー15
〇東洋計器大手門立体駐車場
営業時間:7:30~22:30(収容台数:普通車437台)
料金:30分/150円
☎0263331010
〒399-0874 長野県松本市大手2ー3ー10
*その他は大型バス専用駐車場になっている東洋計器大手門平面駐車場や、タイムズ駐車場などが各位置にございます。
安曇野観光の穴場も練り歩こう
安曇野観光穴場も練り歩こう 安曇野わさび田湧水群公園 (憩いの池)
名前の通り湧き水がでている池の周りは憩いの公園となっていて、とてものどかな場所です。
公園の周辺は所々にわさび田が行われている風景に遭遇します。
北アルプス一帯の山の雪解けの水が湧き出ていることで、水質もよく、新鮮な水からしか良いわさびが出来るのでしょうね。
毎日70トンの水がこの憩いの池で湧き出てきているそうで、池には優雅に水辺に浮くカモに、鯉やニジマスが泳いでいます。
天気の良い日にはちょっと立ち寄ってほしい場所なので紹介しました。
24時間営業
☎0263712000
〒399-8201 長野県安曇野市豊科南穂高
安曇野観光穴場も練り歩こう 穂高神社パワースポット
JR穂高駅のそばに、交通安全祈願で知られる穂高神社があります。
神楽殿やお社があり、やんなき寺院として佇みます。
そこから国道158号線を梓湖を過ぎて、奥飛騨の山岳側へ向かうと、釜トンネルがあります。
ここは全長1310mあり車両規制が敷かれていて、シャトルバスが運行していてそちらに乗り換えが必要になります。
冬季は閉鎖されている雪の多い場所です。
釜トンネルを抜けて、梓川を横目に登っていくと上高地ビジターセンターがあります。
そこからは山道となり、下白沢の押し出しを越え、上高地朝焼けの宿 名神館のところを左に折れて、さらに明神橋を渡り左の方へ進んで山道を進んでいくと、穂高神社奥居へたどり着きます。
穂高神社嶺宮遥拝所は奥地にも関わらず、参拝者が行きかう場所です。
〒390-1520 長野県松本市安曇上高地4468
その他松本からもアクセスしやすい奈良井宿のブログも投稿していますので、興味ありましたら後で見て下さい。
安曇野観光穴場も練り歩いて食べ歩こう
安曇野も食べ歩きと観光 かわせみ
のどかな田園風景の通りにあるかわせみは、外観がログハウスのような造りの定食店です。
お腹いっぱい食べたくなるひれかつセット(1710円)やとんかつセット(1480円)にミックスフライセット(1480円),豚生姜焼きセット(1450円)などなどがあります。
豚肉・鶏肉・野菜は国産品を、お米は松川村産コシヒカリをしようされていて、ご注文いただいてから、一品一品手造りしていくので、混みあっている際は多少時間がかかってしまうことも記載されていますが、それもおいしく安心して食べれる定食屋さんの証です。
営業時間:11:30~14:30 17:15~21:00(火、水曜定休)
☎0263508378
〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明10001−1
安曇野も食べ歩きと観光 民芸そば処 一休庵
古民家の佇まいな外観のそば処一休庵です。
おすすめは、もりそばにわさびの茶漬けをちりばめ、薬味にわさび漬けを使ったアルプスわさびそば(1300円)に大根の千切りの上に冷たいそばをのせ、わさびの茶漬け、揚げ玉、きのこをちりばめたお蕎麦のなごり雪(1400円)はつゆをかけて召し上がるぶっかけそばです。
季節にはこごみのおひたしやふきのとうの天ぷらもメニューにでてきます。
営業時間:11:00~17:00(月曜定休)
☎0263828000
〒399-8303 長野県安曇野市穂高5957−4
安曇野も食べ歩きと観光 パティスリー チーア
まるでお菓子の小屋みたいな所狭しと焼き菓子に、ショーケースにはマカロンやロールケーキに可愛らしい苺のタルトやいちごのミルヒィーユ,ガトーショコラなどなどが並んでいます。
お友達や家族で分けあって食べるスフレチーズ(1620円)やいちごがたくさんのったいちごのパリパリタルト(2700円)にオリジナルバースデーケーキなどもあってお土産に購入していきたいですね。
駐車場もあってゆっくり品定めしながら購入できます。
営業時間:10:00~19:00(水曜定休)
☎0263840233
〒399-8303 長野県安曇野市穂高3987−7
安曇野へアクセス
安曇野わさび田湧水群
〇公共交通機関(電車)
・徒歩~北松本駅~柏矢町駅(JR大糸線)~徒歩県道310号線~安曇野わさび田湧水群公園(約1時間)
〇マイカー
・松本市道1223号線からわかりにくいですが大手一丁目の手前を右折して県道295号(常念通り)~新橋信号右折~国道19号~田沢信号を左折~県道57号,310号~旧田澤橋~安曇野北インター信号右折~県道310号線(ルート名水)~万水川手前の交差点を左折してすぐ憩いの池に到着(約20分):県民豊科運動広場が隣にあります
*専用駐車場がありますが、2,3台ほどしか停められないスペースです。
穂高神社へアクセス
〇公共交通機関(電車)
・徒歩~北松本駅~穂高駅(JR大糸線)~徒歩で穂高駅前交差点からすぐ(約50分)
〇マイカー
・松本市道1223号線からわかりにくいですが大手一丁目の手前を右折して県道295号(常念通り)~新橋信号右折~国道19号~平瀬口信号左折~国道147号線~アルプス大橋~拾ケ堰橋北信号右折~国道147号線そのまままっすぐ進む~県道309号線~2kmくらい進んだあたりが商店街になり、わかりにくいですが右に矢野口理容があり、交差点の右先に喫茶と田中屋肉店のある所で左折して進むとすぐあり
(安曇野わさび田湧水群のところに貼ったグーグルマップを参考下さい)
松本城城下町を食べ歩き!そして武田信玄ゆかり戦国歴史の地を探訪 あとがき
甲斐長野にも近い松本市付近には、若い時分によくマイカーを仲間と交代で出しあい、まだスノボーがあまり流行ってなかった時代だったので、細長い1,8mの自慢の板を車体の上に乗せてシーズンには7~8回位はスキー場に行きました。
それもそのはずですよね、松本城に東京方面から向かう中央自動車道の諏訪湖付近は、スキー場のメッカでして、車山高原SKYPARKスキー場や白樺2in1スキー場,ブラッシュ高たかやまスキーリゾートや霧ヶ峰スキー場などなどがありました。
松本城の付近も山岳地帯で、当時はリフトに乗るときにリフト券にあるバーコードをチェックされるので、リフト渋滞があった乗鞍スキー場にオリンピックでも有名な白馬村の白馬八方尾根スキー場に栂池高原スキー場などなどたくさんあった中、この辺まではスキーを楽しみに行ってきました。
その時は、ユーミンのカセット(まだCDが無かったころ)「SAFE & SNOW」や「NO SUDE」をかけながら、名映画「私をスキーに連れてって」の気分を上げながら、雪の降る路面を当時はスタッドレスタイヤを履かせて、あのフレーズ「凍てるね」と必ず誰かが言うのがお決まりでした(笑)
松本城もそうですが、松本市にはまだまだたくさんの歴史ある観光の穴場があるので、ほかのブログでまた紹介したいと思っています。
今回も私のブログに最後までお立会して頂きありがとうございました。
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